やっぱりクルマは“3ペダルのMT”で走りたい! 走りと便利さを兼ね備えた注目の「国産スポーツモデル」3選
俊敏なコンパクトSUVとFF最速モデルの実力派MTモデル
スポーツMTと聞くと、積載性や快適性を犠牲にするイメージがあります。しかし、最新のモデルは日常性とスポーツ性能を高次元で両立しています。

●レクサス「LBX MORIZO RR」
レクサス初のMTモデルとなる「LBX MORIZO RR(モリゾーRR)」は、その象徴的な存在です。コンパクトSUV「LBX」をベースに、トヨタ「GRヤリス」や「GRカローラ」と同じ1.6リッター直列3気筒ターボ「G16E-GTS」を搭載し、最高出力304馬力・最大トルク400Nmを発揮。

駆動方式は高性能4WDシステム「GR-FOUR」を採用し、レクサスブランドならではの上質さとスポーツ性を併せ持っています。走りの鋭さに加え、質感の高いインテリアや静粛性を維持しているのも特徴で、「走り」「上質さ」「日常使い」という3要素を一台で成立させている点が魅力です。
SUVというカテゴリーでありながら3ペダルのMTを搭載する希少性は大きく、従来のレクサスが持つ高級感と、モータースポーツ直系のパワートレインが融合した新しいタイプのモデルと言えます。日常での利便性を犠牲にせず、ハイパフォーマンスな走りを楽しめることは、これまでのスポーツカー観を覆す存在といえるでしょう。

●ホンダ「シビックタイプR」
一方、ホンダ「シビックタイプR」は“FF世界最速”という称号を与えられるほどの本格派です。2リッター直列4気筒VTECターボから330馬力・420Nmを発生させ、6速MTを介して前輪を駆動します。シフトフィールの正確さやレスポンスの鋭さは、ドライバーがクルマを操る感覚を鮮明に感じさせてくれます。
それでいてベースとなるシビックの実用性をしっかりと残しているのも見逃せません。リアハッチを開ければ広大なラゲッジスペースが現れ、週末のレジャーや日常の買い物にも十分対応可能です。後部座席も大人が快適に座れるスペースを確保しており、スポーツカーとしては異例の実用性を持ち合わせています。
さらに、先代モデルよりもシャシ剛性や空力性能が進化し、街乗りでの快適性も増しているのも大きな魅力。ハイパフォーマンスとファミリーユースを両立させた稀有な存在として、スポーツMTを日常に取り入れたいユーザーにとって理想的な一台といえるでしょう。
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