「えっ、なぜプールショット!?」ロールス・ロイス「ファントム」誕生100周年イベントで語られる“音楽界との伝説”とは
伝説を再現した“プールに沈むファントム”
英国ロールス・ロイスは2025年8月22日、フラッグシップモデル「ファントム」誕生100周年を記念した特別イベントを開催し、音楽界とともに歩んできた歴史を改めて紹介しました。なかでも大きな話題を呼んだのが、ロック界の伝説キース・ムーン氏の“プール事件”をオマージュした大胆な演出です。

ファントムは1925年の登場以来、8世代にわたってロールス・ロイスの頂点に立ち続けてきました。その存在は単なる高級車を超え、世界中のアーティストやセレブリティにとって“成功の証”であり“自己表現のキャンバス”として選ばれてきたのです。
今回の特別イベントでは、そうした歴史を象徴する逸話や車両が数多く紹介されました。映画『モロッコ』でスクリーンデビューを果たしたマレーネ・ディートリヒ氏の「ファントムI」、マイクやメモ帳を備えたエルヴィス・プレスリー氏の「ファントムV」、そしてサイケデリックなデザインで話題をさらったジョン・レノン氏の黄色に塗装されたファントムVなど、時代を代表するスターとともに歩んできた100年の物語が語られています。さらにリベラーチェ氏が舞台演出に使ったミラーボールのようなファントム、エルトン・ジョン氏が豪華にカスタマイズしたファントムといった個性豊かなエピソードも披露され、ファントムがいかに音楽シーンに溶け込んできたかが改めて示されました。
その中でも最大の見どころとなったのが、ザ・フーのドラマー、キース・ムーン氏にまつわる“プール事件”の再現です。ムーンが21歳の誕生日にホテルのプールへロールス・ロイスを沈めたという逸話は、真偽のほどは定かでないにもかかわらず、ロック史に刻まれた伝説として今日まで語り継がれてきました。
今回ロールス・ロイスはその物語をオマージュする形で、廃棄予定だったファントムの試作車を実際に英国プリマスのアールデコ様式プール「ティンサイド・リド」に沈め、写真撮影を実施。この驚きのプールショットは100周年記念の象徴的な演出として世界中の注目を集めています。
こうしてファントムは、ジャズからロック、そして現代のヒップホップに至るまで、音楽の進化とともにその存在感を示し続けてきました。100年という節目に披露された今回のイベントは、単なるこれまでの歩みにとどまらず、ファントムが“音楽とともに紡いできた伝説”を次の世代に語り継ぐものとなったのです。
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