なぜ売れ続ける? トヨタのミッドサイズSUV「ハリアー」はデビューから5年経っても大人気! 精悍で上質な「特別仕様車」に乗って再認識した驚異の実力とは
ミディアムクラス以上のSUVで最も売れている「ハリアー」
トヨタの現行型「ハリアー」は2020年4月に発表され、同年6月に発売がスタート。それからすでに5年以上が経過していますが、今でも順調に売れ続けています。
なぜ現行型「ハリアー」は、これほどの人気車種なのか? そんなことを考えながら、現行型「ハリアー」の最新モデルに試乗してみました。

現行型「ハリアー」は、発売翌年となる2021年に年間7万4575台のセールスを記録しました。翌2022年は半導体不足の影響を受けて3万4182台と減少したものの、2023年には7万5211へと回復。2024年も6万4181台を販売しました。ミディアムクラス以上のSUVでは最も多く販売されているモデルです。
そんな現行型「ハリアー」は、初代から数えて4世代目に当たります。2020年6月の発売開始時点では、ガソリン車とハイブリッドというふたつのパワーユニットが設定されていましたが、2022年9月にはプラグインハイブリッド車を追加。
そして、2025年6月におこなわれた最新の商品改良では、プリクラッシュセーフティの検知範囲拡大といった先進安全支援システムの機能向上が図られたほか、ステアリングヒーターや前席のシートヒーターを全グレードに標準装備するなど、快適性も向上しています。
今回、そんな「ハリアー」の最新モデルに乗ってみて、あらためて人気モデルである理由を実感することができました。大きく3つ挙げられます。
まずは、ラグジュアリーで都会的なスタイル。昨今、都会的であることをうたうSUVは多数存在しますが、「ハリアー」はその中心といってもいいでしょう。
そもそも、SUVなのに乗用車系プラットフォームを使い、ラグジュアリーに仕立てるという手法は、初代が世界に先駆けて提唱した当時としては斬新なクルマづくり。その精神が今なお脈々と受け継がれているわけです。
プロポーションは流麗であり、適度にスポーティ。ラゲッジスペースの容量は409リットルと、基本メカニズムを共用する兄弟車の「RAV4」(580リットル)に比べると控えめですが、それは実用性よりも見た目のスポーティ感を重視しているため。「実用性を求めるなら『RAV4』がある。『ハリアー』はエレガントな雰囲気が大事」と、デビュー時に開発者からうかがったのを覚えています。
人気の理由、ふたつ目は、インテリアの上質感。それは、スタイリングと通じるものがあります。
兄弟車の「RAV4」はラギッド感を強調。プラスチックの感触を生かしたダッシュボードの仕上げも、道具感を演出したものです。それに対して「ハリアー」は、ソフトパッドを多用するほか、レザー調の素材をセンターコンソールやドアトリムなど広範囲にわたって張ることで、プレミアム感を演出しています。
その上で忘れてはならないのは、単に上質感のある素材を使っているだけでなく、デザインも凝っているということ。表面をレザー調素材で覆ったセンターコンソールは馬具の鞍(くら)をイメージさせる形状ですし、ドアトリムのレザー調の仕立ても、あえて斜めに革を張ったかのようなデザインとしています。
そういった想像の上を行くアバンギャルドな感覚は、デザイナーズ住宅を思わせるものであり、心をときめかせてくれるのです。「なかなかいいな」、「乗っているとカッコよく見える」と感じられるそれらの工夫が、多くの人の心をとらえているのでしょう。

そして、人気の秘密の3つ目は、ちょっと頑張れば手が届くという絶妙な価格レンジでしょう。
現在は、デビュー時に設定されていたアンダー300万円のグレードこそラインナップから消えてしまいましたが、実質的な中間グレードである「G」グレードは371万円強という価格設定。
決して安くはないけれど、デザイナーズ住宅のようにオシャレで上級なSUVが、少し背伸びをすれば所有できると思えばかなり魅力的です。リセールバリューが高いので、残価設定ローンなどを活用すれば月々の支払い額を抑えられます。
これらの魅力を兼ね備えているのですから、そりゃあ人気は衰えないでしょう。現行型「ハリアー」は驚異的なSUVだと思います。
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