カワサキの大人気ネイキッド「Z900RS」シリーズの新型とは? 気になるディテールをチェック! 個性豊かな「3グレード設定」で選ぶ楽しさを味わえます
人気のデザインはそのままに中身が大きく進化
「ジャパンモビリティショー2025」で世界初公開されたカワサキのネイキッドバイクといえば新型「Z900RS」シリーズ。大型バイクカテゴリーの人気モデルだけに、新型の詳細が気になっているという人は多いことでしょう。先日、その実車を子細にチェックすることができましたので、詳細をお伝えしたいと思います。

カワサキ「Z900RS」シリーズは、レトロなネイキッドスタイルのデザインが支持を集め、発売以来7年連続で大型バイクカテゴリーの販売台数ナンバーワンの座を堅持しています。
そんな人気モデルが初のフルモデルチェンジを受け、2026年に発売されることとなりました。
日本市場には、スタンダードモデルに当たる「Z900RS ブラックボールエディション」と、ビキニカウルを装着した「Z900RS カフェ」、そして、装備の充実した上級グレード「Z900RS SE」の3モデルが導入予定となっています。
新型「Z900RS」シリーズに共通するのは、デザインに大きな変更はなく、機能的なブラッシュアップが施されていること。現状、具体的なスペックは明らかにされていませんが、エンジンはパワーアップを果たしている可能性が高そうです。
そんなパワーユニット以上に注目したいのが電子制御の充実。
スロットルは電子制御式となり、アップ/ダウン双方に対応したクイックシフターが標準装備に。また、スロットルの電子制御化により、シフトダウン時にはブリッピングしてくれる機能も備わっています。さらに、低中回転域での操作性向上も期待大。クルーズコントロール機構も装備されていることから、ツーリング時の快適性を高そうです。
加えて、車体の姿勢をセンシングするIMUも装備されており、車体姿勢に応じたKCMF(カワサキコーナリングマネジメントファンクション)やKTRC(カワサキトラクションコントロール)、ABSなども装備されているので、ライディング中の安心感がアップします。ちなみにIMUは、車体左側のサイドカバーの下辺りに装着されていて、黒いカバーが確認できました。
ライディングポジションは、ハンドルの位置が低くなり、ハンドル両端までの幅が狭くなっています。これにより、前傾姿勢が取りやすくなり、スポーツライディングを楽しめそう。従来モデルは幅がかなり広く、アップライトなレイアウトだったので、今回の変更を歓迎する声は多そうです。
シートは厚みが増したことで、スペック表に記載されるシート高は高くなるようです。しかし、クッション性がアップしているため、着座して沈み込んだ状態での足つき性は従来モデルと変わらないのだとか。長距離ツーリングでお尻が痛くなりやすいというユーザーの声に応えた進化です。
そのほか、マフラーはやや長い形状となり、車体下部のサブチャンバーは小型化。サウンドチューニングが施され、従来モデルよりも重低音の効いたエキゾーストサウンドとなっているということなので、早く聞いてみたいファンも多いことでしょう。
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