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創業70周年を記念した赤白の特別カラーがカッコいい! ヤマハのスーパースポーツ「YZF-R1」2026年モデルが米国で発表 ネットでの反響とは

MotoGP技術を凝縮した最新スーパースポーツ

 2025年11月、ヤマハは米国市場に向けて「YZF-R1」の2026年モデルを正式に発表しました。

 YZF-R1は1998年の初代からヤマハのスーパースポーツのフラッグシップとして君臨してきたモデルで、モーターサイクルレースからフィードバックされた最新技術をいち早く市販車に取り入れてきた存在です。

 2015年にはフルモデルチェンジを受け、開発コンセプトを「公道での速さ」から「サーキットでの速さ」へと明確に方向転換。以降も継続的にアップデートが施され、電子制御やエンジン内部の進化、特別仕様車の投入など、常に高い注目を集めてきました。

 そして今回発表された2026年モデルも、その流れを受け継ぎながら、さらなるブラッシュアップが施された形となっています。

 外観は歴代Rシリーズの意匠を継承しつつ、フロントにはMotoGPマシンを彷彿とさせるカーボンウイングレットを装備。高速走行時のダウンフォースを向上させることで、コーナリング中のフロントの接地感を高める設計がなされています。

ヤマハ「YZF-R1アニバーサリーエディション」。ヤマハ創業70周年を記念した特別なカラーだ
ヤマハ「YZF-R1アニバーサリーエディション」。ヤマハ創業70周年を記念した特別なカラーだ

 また、心臓部となるエンジンは、998ccの直列4気筒ユニット。ヤマハ独自のクロスプレーンコンセプトによるCP4エンジンで、スロットル操作に対して極めてリニアなトルクフィーリングを実現しています。

 そして、吸気システムには可変ファンネルの「YCC-I(ヤマハチップコントロールインテーク)」を採用し、エンジン回転数に応じて吸気長を調整することで、全域で力強い出力特性を確保しています。

 くわえて、車体面では、アルミ製デルタボックスフレームに高性能KYB製の前後サスペンションを組み合わせ、前後のブレーキにはブレンボのスタイルマ・モノブロックキャリパーとマスターシリンダーを採用。

 これによりサーキットでの限界域でも安定した制動力と繊細なコントロール性を両立しています。

 また、電子制御は、6軸IMUを核とした包括的なライダー支援システムを搭載。トラクションコントロール、スライドコントロール、ウィリー抑制、パワーモード切替、エンジンブレーキ調整、ローンチコントロールなど、多層的な制御が可能です。

 くわえて、GPS連動のラップタイム計測やデータロガー機能も備わっており、サーキット走行時の解析にも対応します。

 装備面では、TFTフルカラー液晶メーターやフルLEDライト、クイックシフター、軽量マグネシウムホイール、アルミ燃料タンクなどを標準装備。ライディングポジションを支えるシートやグリップ感を重視したテクスチャなど、ディテールにも配慮されています。

 さらに、ヤマハ創業70周年を記念した「アニバーサリーエディション」も数量限定でラインナップ。往年の赤白スピードブロックと金色の音叉エンブレムが施された特別な車体色となっており、日本国内のファンにとっても注目の1台といえるでしょう。

 なお、2025年11月時点では、この2026年モデルが日本で発売されるかどうかは明らかにされていません。

Next国内発売への期待とSNS上での反響
Gallery 【画像】MotoGPマシン直系のスーパースポーツ 最新のヤマハ「YZF-R1」を写真で見る(20枚)

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