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前輪駆動ベースの新プラットフォームを採用! 2026年春に欧州登場するVW新型「ID.ポロ」ってどんなクルマ? 試乗してわかった“フォルクスワーゲンらしさ”とは

かつてのVWのようにボディはガッチリしている

 スペインで試乗したID.ポロは、「原点に立ち返る」という開発陣の強い思いがギッシリと詰まっていることを感じさせる仕上がりで、私自身、深い感銘を受けました。

VW新型「ID.ポロ」
VW新型「ID.ポロ」

 まず、なんといってもボディそのものが頑丈でガッシリとしています。

 今回の試乗コースには荒れた未舗装路も含まれていたのですが、そこを思い切って走り抜けてもボディーはミシリともいいません。それどころか、足回りや内装材が微振動を起こすこともなく、クルマ全体から強いソリッド感が伝わってきました。

「ああ、デキのいい昔のドイツ車って、こういう感じだったよなあ」 ID.ポロのステアリングを握りながら、私はそんな感慨にふけっていました。

 安心感や安定感は強いのに、ドライバーが思いのままに操れることもフォルクスワーゲンの特徴でしたが、こうしたDNAはID.ポロにも受け継がれていました。いや、それ以上だったというべきでしょう。

 たとえばコーナリング中のロール(ボディの傾き)は、かつてのフォルクスワーゲンの水準に比べればかなり小さく、スポーティな走りも十分に楽しめます。

 しかも、試乗車はあくまでもID.ポロの標準仕様で、追って発売される廉価版(バッテリーセルに三元系ではなくリン酸鉄系を用いる)でもハンドリングの傾向は同じとのこと。さらにいえば、これだけスポーティな走りが楽しめるのに、ゴツゴツとした感触が薄く、フォルクスワーゲンらしい快適性が確保されていたことも印象的でした。

 ID.ポロは前輪駆動ベースのレイアウトを採用しているために、荷室は435リッターと、現行型ゴルフを凌ぐほどの広さを誇ります。

 また、全幅が1816mmに設定されている関係でキャビンは幅方向にも余裕があるほか、後席を含めて頭上のスペースは十分以上。リアのレッグスペースだけはゴルフに及ばないかもしれませんが、それを除けばゴルフと同等かやや上回る居住空間が確保されているといっていいでしょう。

 なお、ID.ポロの正式発表は来春の予定。今回の試乗車がカモフラージュを施されていて、室内にもカバーがかけられていたのは、まだ発表前で全容を公にできないことが理由でした。

 それでも魅力あるEVであることは間違いありません。しかもコンパクトなサイズは日本市場にもぴったり。日本で販売するにはCHAdeMO対応にしなければいけないなどの障壁はありますが、それらを乗り越えて、是非とも日本導入に漕ぎ着けて欲しいと思います。

Gallery 【写真】ゴルフを上回る居住性! VW新型「ID.ポロ」を見る(30枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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