VAGUE(ヴァーグ)

得意なのは林道だけじゃない! 軽量だから街乗りだってラクラクな国内メーカー「中型オフロードバイク」3選

続いてはカワサキとスズキの中型オフローダー2台

●カワサキ「KLX230」

 次に紹介するのは、カワサキ「KLX230」です。

カワサキ「KLX230」
カワサキ「KLX230」

 カワサキのKLXシリーズは、90年代に登場したKLX250を祖とし、本格オフロードバイクと一般ライダーの橋渡しとなるモデル群として展開されてきました。

 KLX230は2019年にデビューし、排気量こそ250cc未満ながら、足つき性やエンジン特性に優れた、扱いやすい入門向けモデルとして支持されています。

 このモデルは、232cc空冷単気筒エンジンを搭載し、低中回転域のトルクが豊かで、日常走行においても扱いやすいキャラクターを備えています。

 スムーズな吹け上がりと滑らかなスロットルレスポンスが特徴で、一軸バランサーによって振動の抑制も図られています。また、市街地での巡航時にも、ストレスの少ない安定した挙動を見せます。

 車体は133kgと軽量で、880mmのシート高、265mmの最低地上高を確保。足つき性とオフロード性能のバランスが取れた仕様で、林道デビューを検討しているビギナーにも適したモデルです。

 くわえて、ツートーンシートや一体感のある外装デザインなど、デザイン面にも配慮が見られます。

 なお、価格は61万6000円と、コストパフォーマンスにも優れた1台で、オンロードとオフロードの両立を目指すユーザーにとっては魅力的な選択肢といえます。

●スズキ「DR-Z4S」

 最後に紹介するのは、スズキ「DR-Z4S」です。

スズキ「DR-Z4S」
スズキ「DR-Z4S」

 スズキのDRシリーズは1980年代から続く伝統あるオフロードモデルで、特に「DR-Z400S」は長年にわたり林道ライダーやエンデューロ愛好家に親しまれてきた一台です。

 DR-Z4Sはその系譜を継承しつつ、現代の電子制御技術を融合させて2025年に登場した最新モデルとなっています。

 心臓部には398cc水冷DOHC単気筒エンジンを搭載し、最高出力38ps、最大トルク37Nmのパワーを発揮。クラス内ではパワフルな部類に入る性能で、より高い走破力を求めるライダーにも応えられる仕様となっています。

 また、10ホールインジェクターやデュアルスパークの採用によって燃焼効率を高め、レスポンスと始動性の両立を実現。高地や寒冷地でも扱いやすい設計です。

 シャシーにはセミダブルクレードルフレームを採用し、前後サスペンションはフルアジャスタブルのKYB製。サスペンションセッティングを細かく調整できるため、ライダーの体格や走行シーンに合わせた最適化が可能です。

 シート高は890mm、最低地上高は300mmと高めの設定ですが、そのぶん悪路での走破性は高く、重量は151kgに抑えられています。

 なお、価格は119万9000円で、電子制御装備や装着パーツの内容を踏まえると、より本格志向のユーザー向けといえます。

※ ※ ※

 今回紹介した3台は、中型オフロードバイクの中でも軽量な車体と十分なオフロード性能を持ちながら、街中での使用にも適したモデルです。

 ライダーの経験や用途に応じて、手軽なエントリーモデルから電子制御装備の充実した上級モデルまで幅広く選択肢が用意されており、日常の移動から週末のアドベンチャーまで、1台で自由な走りを楽しめるのが魅力です。

 その機動性の高さと多用途性から、今後も幅広い層のライダーに愛されるカテゴリーであり続けることが期待されます。

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Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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