“走れない道はない”を形にした旅バイク! 走行距離3500キロのスズキ「Vストローム800DE」がオークションで落札 チャリティ目的で製作された特別仕様車とは
オーバーランド仕様に大幅改造された特別モデルの中身
今回出品された個体は、2024年式の「Vストローム800DE」をベースに、アメリカの「オーバーランド・エキスポ財団」が2025年のチャリティプロジェクトの一環として製作した特別仕様車です。

車体色は鮮やかなチャンピオンイエローを基調に、ブルーとグロスブラックのアクセントが加えられ、力強さと個性を両立させた配色です。
エクステリアでは、「アウトバック・モトレック」のエンジンガード、パニアラック、スキッドプレートが装着され、林道や悪路での走破性を大きく高めています。
さらに、荷物の積載性向上を図るため、「モスコ・モト」のソフトサイドバッグが左右に備えられています。
ホイールは21インチ(前)/17インチ(後)のスポークタイプで、リムにはゴールド仕上げのアルミ素材を採用。足元にはショーワ製の倒立フォークとリモートリザーバー付きモノショックが装備され、フロント8.7インチというストローク量が本格的なダート走行を支えます。
また、ブレーキはニッシン製キャリパーと310mm/260mmディスクの組み合わせで、ABSはオフロード用途に応じてリア側をキャンセルする設定も可能です。
コックピットまわりでは、ヘプコ&ベッカー製ハンドガードやタンクバッグのほか、RAMマウントのミラーやスマートフォンホルダー、ベリディアン製のクルーズコントロール、Zoleo衛星通信端末といった実用性重視の装備が満載です。
5インチのTFT液晶ディスプレイは、速度や回転数のほか、S.I.R.S.の各種設定も表示・操作可能となっています。
エンジンそのものはノーマルのままですが、外装には「GBレーシング」のプロテクターが装着され、電源系には「オプティマ・オレンジトップ・クアッド12」バッテリーが採用されています。
走行距離は2200マイル(約3500km)と比較的浅く、2回のオイル交換履歴も確認されています。エンジンルームを含め、全体的にメンテナンス状態は良好とされています。
出品にあたっては、米インディアナ州発行のクリーンタイトルと、ライディング用のKLIM製プロテクターウェア一式が付属していました。
なお、今回のオークションでは42件の入札を経て、最終的に1万650ドル(日本円で約166万円)で落札されました。
収益の全額は、オーバーランド・エキスポ財団が支援するアウトドア活動団体へ寄付される仕組みです。
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Vストローム800DEは優れたツーリング性能とオフロード走破性を備えたモデルです。
今回の個体は財団の手によって本格的に装備を加えられたことで、さらに独自の存在感を放つ一台に仕上がっていました。
車両の完成度に加え、チャリティという意義も加わったこの個体は、まさに「走る支援」の象徴といえるかもしれません。
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