直6エンジン搭載で時速225キロは当時“世界最速バイク” 47年前に登場した“伝説のホンダ”が米国オークションで高値落札 名前を世界に轟かせた「CBXスーパースポーツ」とは
銀色に再塗装された実用的なカスタム車両
今回オークションに出品された個体は、1979年式のモデルです。

この車両は、アメリカのフロリダ州で所有されていた経歴を持ち、2024年に現在の出品者が入手しました。
外装は、本来の純正色ではなく、シルバーを基調としたカラーリングに再塗装されています。単なるシルバー一色ではなく、ブラック、レッド、ゴールドのアクセントラインが施されており、純正の雰囲気を尊重しつつも独自の個性を主張する仕上がりです。
そして、シートはライダーとパッセンジャーの座面が立体的に成形された「コンツァード・ツーアップシート」が装着されており、長時間の走行でも疲れにくい形状といえます。
また、足回りには、純正と同様のシルバー仕上げのコムスターホイールが装着されているほか、タイヤは現代の技術で作られたブリヂストン製の「バトラックスBT46」が装備されています。
さらに、特筆すべき変更点として、フロントブレーキのアップグレードが挙げられます。
この個体には、1981年式のCBXスーパースポーツから流用されたデュアルディスクブレーキが装着されています。初期型のCBXはブレーキ性能が弱点とされる場合がありましたが、後年のモデルのパーツを使用することで、制動力が強化されている形です。
くわえて、計器類は日本精機製の150マイル(約240km/h)表示のスピードメーターと、9500rpmからレッドゾーンとなるタコメーターが並びます。
走行距離計は5桁表示で、現在の数値は2万マイル(約3万2000km)を示しています。
ただし、スピードメーターの針の先端が折れていることが報告されており、経年による劣化が見られる箇所も存在します。
また、エンジン周辺には、転倒時のダメージを軽減するエンジンガードが取り付けられています。マフラーは社外品の2本出しエキゾーストシステムに交換されていますが、取り外された部品も付属して販売されました。
2024年にはバッテリーの交換を含むメンテナンスが実施されており、始動や走行に関する基本的な整備は行われている状態です。
なお、今回のオークションは21件の入札を集め、最終的に1万5500ドル(約235万円)で落札されました。
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ホンダが世界に誇る6気筒モデル「CBX」は、現在でも多くのファンを惹きつけてやみません。
今回の個体は、一部にカスタムが施されながらもCBX本来の魅力を損なうことなく、現代の交通事情に合わせて乗りやすく改良された一台でした。
今回落札された個体のように、適切にメンテナンスされ、実用的な改良が施された車両は、今後もクラシックバイク市場で安定した価値を維持し続けると考えられます。
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