VAGUE(ヴァーグ)

直6エンジン搭載で時速225キロは当時“世界最速バイク” 47年前に登場した“伝説のホンダ”が米国オークションで高値落札 名前を世界に轟かせた「CBXスーパースポーツ」とは

空冷6気筒エンジンを搭載した伝説のモデル

 2025年12月、アメリカのオークション「Bring a Trailer」で1979年式ホンダ「CBXスーパースポーツ」が発見されました。

 ホンダ「CBXスーパースポーツ」は、1978年にデビューを飾りました。

 当時のオートバイ市場は、高性能な大排気量モデルが次々と登場し、最高速度や加速性能を競い合う激戦の時代にありました。

 ホンダはそれまで「ドリームCB750フォア」によって4気筒エンジンの時代を切り開いてきましたが、ライバルメーカーの台頭により、さらなる高性能モデルが求められていた状況といえます。

 そこでホンダが技術の粋を集めて開発したのが、量産車としては極めて珍しい1000ccクラスの並列6気筒エンジンを搭載したCBXでした。

 最大の特徴は、何と言ってもその巨大なエンジンにあります。

 排気量1047ccの空冷DOHC直列6気筒エンジンは、まるで壁のような存在感を放ち、車体の左右に大きく張り出しています。

米国オークションに出品、高値で落札された1979年式ホンダ「CBXスーパースポーツ」
米国オークションに出品、高値で落札された1979年式ホンダ「CBXスーパースポーツ」

 このエンジンは、かつてホンダがロードレース世界選手権で無敵を誇った6気筒レーシングマシン「RC166」の技術的なイメージを受け継ぐものとして設計されました。

 エンジンのスペックは、最高出力105ps、最大トルク84Nmという、当時としては破格の数値を記録しています。

 エンジン始動とともに奏でられる排気音は、ジェット機やF1マシンに例えられるほど甲高く、滑らかな吹け上がりを見せます。

 ボディサイズは、全長2220mm×全幅885mm×全高1175mmとなっており、当時の日本製バイクとしては最大級の堂々たる体躯を誇ります。

 駆動方式にはチェーンドライブが採用され、トランスミッションは5速リターン式が組み合わされています。

 足回りには、ホンダ独自の技術である「コムスターホイール」が採用されました。

 これは、キャストホイールの剛性とスポークホイールの柔軟性を兼ね備えた構造で、当時のホンダ製スポーツモデルの象徴的な装備といえます。

 CBXは、その圧倒的な動力性能から「スーパースポーツ」という名称が与えられましたが、実際には長距離を快適に移動するグランツーリスモとしての性格も持ち合わせていました。

Next銀色に再塗装された実用的なカスタム車両
Gallery 【写真】半世紀前に登場、世界に衝撃を与えたホンダ「CBXスーパースポーツ」を見る(22枚)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介
Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】

ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】

RECOMMEND