VAGUE(ヴァーグ)

半世紀前の国産名車を米国オークションで発見 近年再評価されているカワサキ「Z1」51年間ひとりのオーナーが大切に乗り続けたバイクの価値とは

Z1 900が世界に与えた衝撃と、その魅力の本質

 2025年12月、アメリカのオークション「Bring a Trailer」で1975年式カワサキ「Z1 900」が発見されました。

 Z1 900は1970年代初頭に登場したモデルです。

 正式名称は「900スーパー4」で、1972年に北米市場から発売されました。

 当時、排気量750ccクラスが主流だった中で、900ccという大排気量の空冷4気筒エンジンを搭載し、なおかつ高い信頼性とパフォーマンスを兼ね備えたモデルとして登場したことにより、世界中のライダーから注目を集めました。

 デザイン面でも存在感を放っていました。タンクからサイドカバー、テールに至るまでが滑らかにつながるティアドロップ型のフォルムは、現在でも高く評価されるポイントの一つです。

 搭載されるエンジンは、空冷903ccのDOHC直列4気筒。2バルブ仕様で、ミクニ製キャブレターを4基装着。最高出力は約82馬力を発生し、当時の市販車としては驚異的なパフォーマンスを誇っていました。

 最高速度は200km/hに達するといわれ、欧米のライダーからは市販最速とも称された時代もありました。

米国オークションに出品、落札された1975年式カワサキ「Z1 900」
米国オークションに出品、落札された1975年式カワサキ「Z1 900」

 5速ミッションとドライブチェーンの組み合わせにより、高速走行時でも安定感のあるクルージングが可能で、現代の目で見てもその設計は極めて完成度が高いものです。

NextIRC製ハイスピードタイヤ装着で蘇った走行性能 1万4500ドルで落札された極上個体
Gallery 【写真】当時最高時速200キロを誇った高性能バイク! 51年前のカワサキ「Z1 900」を見る(27枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】

“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】

RECOMMEND