60年以上前なのに当時の最高時速290キロ! 453台が製造された「銀の275GTB」がオークションに登場 貴重なクラシック・フェラーリの驚愕の落札予想価格とは
シャシやエンジンなど主要部品はマッチングナンバーを保持
2026年1月に仏パリで開催されるRMサザビーズ主催のオークションで、1965年式フェラーリ「275GTB」が出品される予定です。
どんなクルマなのでしょうか。
フェラーリ「250GT」シリーズは、「GTO」や「SWB」といった名車の存在により、今なお高い評価を受けていますが、11年に及ぶ生産を経て技術的な成熟期を迎えていました。
そこでフェラーリは、より洗練された走りと快適性を備えた次世代グランドツアラーとして「275GTB」を開発し、1964年のパリ・オートサロンで発表します。
275GTBは、フェラーリ屈指の完成度を誇るロードカーとして知られましたが、生産台数はわずか453台にとどまりました。
スカリエッティが手がけた流麗かつ引き締まったボディの下には、3286ccのV型12気筒エンジンを搭載し、最高出力は280馬力を発生します。リアにはフェラーリ初の5速トランスアクスルを採用し、最高速度は約290km/hに達しました。
また四輪独立懸架サスペンションを初めて導入し、操縦安定性と快適性を大きく向上させています。なかでも初期型の「ショートノーズ」は約250台とされ、希少性の高い仕様です。

今回の個体、シャシナンバー07723は1965年9月25日に完成し、アルジェントのボディにネロの内装でイタリアに新車納車されました。
その後アメリカへ渡り、1970年代にはレストアとともにコンクールで受賞歴を残しています。1981年には事故修復を受けつつも、約40年間同一ファミリーによって保管されてきました。
2013年以降にはフルレストアが実施され、ベアメタルからの徹底した作業を経て、工場出荷時と同じアルジェントの外装と上質な内装へと仕上げられています。
2021年にはフェラーリ・クラシケ認証を取得し、シャシやエンジンなど主要部品はマッチングナンバーを保持。走行距離もごくわずかで、275GTBショートノーズの魅力を余すことなく伝える一台といえるでしょう。
この1965年式フェラーリ「275GTB」、落札予想価格は217万5000ユーロから237万5000ユーロ(1ユーロ=184.4円換算で、日本円で約4億111万円から4億3800万円)とされています。
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