36年前の個体で走行3.3万キロの「黒いFD」が米国オークションで落札 左ハンドルで無改造・オリジナルの極上「RX−7」の価値とは
2万1000マイルの奇跡 オリジナルコンディションのFD型RX-7
今回出品された個体は、1994年式のFD型RX-7です。アメリカ・ニュージャージー州で長らく所有されていた一台で、元のオーナーはロータリーエンジンの専門家でもあるカーティス・ライト社の元副社長ウィリアム・T・フィガート氏とのことです。

その後、2023年に販売ディーラーの手に渡り、今回の出品に至りました。
ボディカラーは「ブリリアントブラック」で、光沢のある深みのある黒がRX-7の流麗なボディラインを一層引き立てています。
また、特徴的なリトラクタブルヘッドライト、電動サンルーフ、フロントフェンダーダクト、電動アンテナなど、当時の装備も残されたままとなっています。ただし、ボンネットには塗装剥がれがあることも記載されていました。
足元には16インチの5本スポークホイールが装着されており、タイヤはヨコハマのA-028。ブレーキは4輪ディスク式で、フロントには4ピストンキャリパーを採用。ABSも搭載され、安全性能も当時としては高い水準にありました。
インテリアはタンレザーで統一されており、シートやカーペットのコンディションも良好です。ブラックのダッシュボードやドアパネルとのコントラストが上品な印象を与えます。
また、装備としては、カセットステレオ、クルーズコントロール、エアコンなどを備え、快適性にも配慮された仕様となっています。
メーター類は、180マイル表示のスピードメーター、8000rpmのレッドゾーンを持つタコメーター、油圧、水温、燃料の各種ゲージが並び、走行距離は2万1000マイル(約3万4000km)を指しています。
搭載されるのは、255馬力を発揮する1.3リッター2ローターの13Bロータリーエンジン。シーケンシャル・ツインターボ仕様で、トルクは約294Nmとされています。
さらに、5速マニュアルトランスミッションとトルセン式LSDにより、速い加速と高い旋回性能を実現します。
エンジンルームも清潔に保たれており、大きな改造や劣化の兆候は見られません。整備記録も存在しており、過去のオーナーによる丁寧な管理の様子がうかがえます。
くわえて、無事故・無修復歴を示すカーファックスレポートも公開されており、安心感のある一台といえます。
なお、今回のオークションでは35件の入札があり、最終的に6万2250ドル(約930万円)で落札されました。
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RX-7は日本が誇るスポーツカーの象徴であり、なかでもFD型はロータリーエンジンの頂点を極めたモデルとされています。
今回出品された1994年式の個体は、低走行・高コンディションという観点からも非常に価値の高い一台でした。
生産終了から20年以上が経った今でも、その魅力が色褪せることのないRX-7は、今後もコレクターやエンスージアストの間で語り継がれていく存在といえそうです。
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