900ccだけど性能は1200cc級! ホンダの新コンセプトバイク「V3R 900 E-コンプレッサー」日本初公開へ!! 世界初“電子制御過給機つきV型3気筒”の実力は
世界初の電子制御過給機で「900ccなのに1200cc級」の衝撃
ホンダは2026年3月から4月にかけて大阪、東京、名古屋で開催される「モーターサイクルショー2026」において、2025年11月にイタリア・ミラノで開催された2輪車ショー「EICMA2025」で世界初公開されたコンセプトモデル「V3R 900 E-コンプレッサー プロトタイプ(V3R 900 E-Compressor Prototype)」を日本初公開するとアナウンスしました。
「V3R 900 E-コンプレッサー プロトタイプ」は、ホンダが「2030年ビジョン」で掲げる“自由で楽しい移動の喜びの提供”を実現すべく、これまでにないホンダ独自の技術で新たな価値を提案するモデルとして開発が進められています。
そのコンセプトは“Non-Rail ROLLER COASTER(ノンレール ローラー コースター)=レールのないジェットコースター”。なんとも刺激的な内容ですが、その言葉が示すのは、約束された高揚感と卓越した安心感という異なる二面性の融合です。
ホンダが長年蓄積してきた二輪車開発のノウハウと最新技術を結集し、スリルと安心を両立させることを目指しているといいます。
注目すべきは、なんといってもエンジンでしょう。「EICMA2024」で世界初公開されたバンク角75度の水冷V型3気筒エンジンをベースに、排気量を900ccに設定。そこに、2輪車として世界初となる電子制御過給機を組み合わせることでエンジンへの過給を任意にコントロールし、低回転からハイレスポンスなトルクを実現するといいます。
これにより、900ccという排気量でありながら1200cc級のパフォーマンスを実現。環境性能の向上にも貢献する仕様を目標としています。

いわば「小さなエンジンで大きなパワーを」というダウンサイジングの発想を採り入れたパワーユニット。スリム&コンパクトな車体に、過給による太いトルクを組み合わせるのは、ホンダ独自のアプローチといえるでしょう。
●左右非対称のサイドカウルに新エンブレム
また「V3R 900 E-コンプレッサー プロトタイプ」は、ボディデザインにも注目です。
まず目を惹くのが、左右非対称のサイドカウル。バイクのカウルといえば左右対称が常識ですが、このモデルはあえてその常識を破っています。
V型3気筒という独特のエンジンレイアウトによる造形的な必然性もあるのでしょうが、その結果として生まれたルックスは「これまでのバイクとは何かが違う」と感じさせる存在感を放っています。
またタンクのエンブレムには、2026年以降の最上位モデルに順次、採用が予定されている新デザインの“Honda Flagship WING(ホンダ フラッグシップウィング)”が採用されています。
これは、ホンダがこのモデルを単なるコンセプトではなく、ブランドの将来像を示す存在として位置づけていることの証といえるでしょう。
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「V3R 900 E-コンプレッサー プロトタイプ」は、量産に向けて引き続き開発が進められているプロトタイプであり、現時点で販売スケジュールや価格はアナウンスされていません。
しかし、二輪車としては世界初の電子制御過給機、V型3気筒という独自のエンジンレイアウト、そして“レールなきジェットコースター”というネーミングが物語るその志の高さは、「モーターサイクルショー2026」で大きな注目を集めることでしょう。
ホンダが「チャレンジをし続ける新たなマイルストーン」と位置づけるこのプロトタイプは、量産車となった際、どんな姿で登場するのでしょう? その日が来るのが楽しみです。
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