VAGUE(ヴァーグ)

まるでスポーティな“Fスポーツ”のよう! レクサスのリアルオフローダー「GX550“バージョンL”」が秘めたオンロードでの高いポテンシャルとは

「“Fスポーツ”」かと見紛うハンドリング

「GX550 “バージョンL”」のフットワークは、「LX」ゆずりの“GA-F”プラットフォームに加えて、レクサスの味みがき活動からのフィードバック(ふたつのボンネットキャッチャーと同じ効果を得られるリーンフォースや、ラジエターサポート上部のクロスブレース、リアまわりのブレースなど)、電動パワーステアリングの採用に加えて、「“バージョンL”」専用となるAVS(アダプティブバリアブルサスペンションシステム)の採用と、タイヤ&ホイールの22インチ化が図られています。

 その走りは軽い操舵感ながら、なめらかかつ直結感の強いフィールのステア系、見た目以上に低重心かつ前後バランスに優れた基本素性を活かした“旋回姿勢”、そして、ボディオンフレーム構造ながらも“俊敏”なクルマの動きと“ダイレクト感”の高い車両挙動など、「これは『“Fスポーツ”』なのか?」と思うくらいレスポンスに優れ、かつ一体感を伴ったハンドリングに仕上がっています。

“ドライブモードセレクト”は「ノーマル」でも十分ですが、「スポーツS+」にすれば姿勢変化が少なめなので、ワインディングでも気持ちよく“攻める”走りを楽しめます。

 快適性は、高速道路などでは22インチのタイヤ&ホイールを履いていることを感じさせないフラット感で、「LX」に匹敵する動的質感を備えています。ただし、速度が低めの一般道では、バネ上のヒョコヒョコした動きとバネ下のドタバタした動きが少々目立つのが気になります。

レクサス「GX550 “バージョンL”」
レクサス「GX550 “バージョンL”」

 ちなみに“ドライブモードセレクト”を「コンフォート」にしても、その変化は少なめです。もしかしたら「LX」とのキャラクターを分けるべく、確信犯的なセットアップを採用しているのかもしれませんが、圧倒的にオンロードでの使用が多い日本では、この先、なんらかの改良が必要かな……と感じました。

* * *

 さて、そろそろ結論といきましょう。「GX550 “バージョンL”」は見た目、走り、そして“自分事”にできる雰囲気も含めた総合力の高さが「LX」以上で、レクサスのSUVの中核を担う存在であるのは間違いありません。価格(消費税込)は1270万円と決して安くはありませんが、その圧倒的な実力を考えれば手に入れる価値は十二分にある存在だと思います。

 そんな「GX」シリーズにおける最大の課題となるのは供給面でしょう。発売開始以降、常時「詳しくは販売店にお問い合わせください」という状況が続いています。

 グローバル販売モデルなので日本市場向けの割当台数が限られているなど、メーカー側にも言い分はあると思いますが、一向に改善の兆しが見られないのは気になります。今後は、欲しい人が確実に買える供給体制をしっかりと築いて欲しいものです。

Gallery 【画像】超カッコいい! これがオンロードにも強いレクサス「GX550 “バージョンL”」です(30枚以上)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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