「もう“無難なセダン”じゃない」日本復活を計画中のトヨタ「カムリ」が北米で“別モノ”に進化していた! 先行する「3台のライバル」との立ち位置は?
“オールハイブリッド”の北米版「カムリ」ってどんなセダン?
2026年から順次、北米生産車の日本市場への導入を目指すと発表しているトヨタ自動車。その候補のひとつとなるのが、正統派セダンの「カムリ」です。
現在、日本では販売されていないミッドサイズセダンですが、北米では“オールハイブリッド”の最新世代へと進化しています。
そんな新しい「カムリ」はどんなクルマなのでしょう? 北米仕様をおさらいするとともに、日本に上陸した際の想定ライバルとの立ち位置をチェックします。
まず押さえておきたいのは、トヨタ自動車は2025年12月19日に、米国で生産する「カムリ」を2026年から順次、日本市場へ導入することを目指すと、公式に発表していることです。
「カムリ」の生産拠点はTMMK(Toyota Motor Manufacturing, Kentucky)で、今回の動きは単なるウワサではなく、トヨタ自身が表明した方針に基づくものです。
では、その北米版「カムリ」はどんなクルマなのでしょう? 2026年モデルの北米仕様は、北米トヨタUSAが「exclusively hybrid」と解説しているとおり、全モデルが省燃費のハイブリッド仕様となっています。
2.5リッター4気筒エンジンにトヨタの第5世代ハイブリッドシステムを組み合わせ、トランスミッションは電子制御CVTを採用。全グレードに前輪駆動車または電気式4WDを設定し、前輪駆動車は225hp、4WDモデルは232hpのシステム最高出力を発生することから、「カムリ」は単に“燃費のいいセダン”ではなく、パワーと省燃費を両立したモデルとなっています。

2026年型の「カムリ」で注目したいのは、新グレード「ナイトシェードエディション」が加わったこと。北米トヨタによると、このグレードは「SE」グレードをベースとしながら、ミッドナイトブラックメタリックの外装アクセント、19インチの専用ホイールなどを採用したほか、フロントグリル、サイドカナード、ドアハンドル、ミラーカバー、シャークフィンアンテナ、リアスポイラーまでブラック基調で統一され、スポーティに演出されています。
また2026年型は、上質な「XLE」やスポーティな「XSE」や「ナイトシェードエディション」など、“北米市場における量販セダン”でありながら個性の異なる多彩なグレードが設定されているのもポイントです。
そんな最新「カムリ」のボディサイズは、全長約4915mm、全幅約1840mm、全高約1445mm、ホイールベース約2825mm。リアには約428リットルのラゲッジスペースを確保しています。日本での視点で見ればそれなりに大柄なモデルですが、ミッドサイズセダンとしては扱いやすさと余裕の室内を融合した、ちょうどよいパッケージだと思われます。
このように、現在の北米版「カムリ」は、かつて日本で親しまれていたときのような“無難で実用的なセダン”ではありません。ハイブリッド専用車、4WDの設定、スポーティグレードの追加など、より興味をそそられるセダンへと進化しています。
トヨタが日本導入を目指す理由も、ビッグネームの復活という単なる懐かしさよりも、現在の市場に対して新しい選択肢を提示できると考えているからかもしれません。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
ブローバが腕時計の常識を曲げてから10年…「CURV(カーブ)」10周年モデルが証明した小径化による究極のフィット感とクリエイション【PR】