まもなく発売のレクサス新ラージセダンは“後席の快適さ”で勝負!? 斬新デザインをまとった新型「ES」の真価とは? ドイツ御三家に対する差別化ポイントは?
日本市場でライバルとなりそうな3台とは?
ここからは、そんな新型「ES」が日本で発売された場合の、想定ライバルを整理していきましょう。
サイズ、車格、電動化の方向性から比べた場合、最も比較されそうなのはメルセデス・ベンツ「Eクラス」、BMW「5シリーズ」、そしてアウディ「A6 スポーツバック eトロン」といったドイツ・プレミアムブランドのセダンとなりそうです。
「Eクラス」は、全長4960mm、全幅1880mm、全高1470mm。EV走行距離106kmをマークするPHEV(プラグインハイブリッド)仕様の「E350 e」も用意されています。
そんな日本市場における高級セダンの基準である「Eクラス」に対して、新型「ES」は全長で180mm、全幅で40mm大きい上に、BEVとHEVを同一モデル内で展開するという、かなり異なる打ち出し方をしています。
「5シリーズ」は、全長5060mm、全幅1900mm、全高1515mmと大きめですが、新型「ES」は「5シリーズ」に対しても、全長で80mm、全幅で20mm大きくなっています。
同じプラットフォーム上にBEVをラインナップするという考え方は、「5シリーズ」も新型「ES」も同様。ただし、BMWはBEV版に「i5」という別のネーミングを与えているのに対し、新型「ES」は共通のネーミングの下にBEVとHEVを共存させています。
「A6 スポーツバック eトロン」のボディサイズは全長4930mm、全幅1925mm、全高1470〜1495mmで、新型「ES」より210mmも短く、5mmワイドで、65〜90mm低くなっています。

「A6 スポーツバック eトロン」は2025年に上陸したBEVであり、マイルドハイブリッド仕様のエンジン車である「A6」は、従来モデルが継続して販売されています。そうした状況を踏まえると、新型「ES」のBEVにとって「A6 スポーツバック eトロン」は強力なライバルとなりそうです。
今回リストアップした3台のドイツ車は、いずれも走りにこだわったスポーティセダンであるのに対し、新型「ES」の上級グレードはヒーターやベンチレーション、マッサージ機能などを備えたリアシートを採用するなど、後席の快適性をより重視していることが分かります。新型「ES」は自分で運転するセダンとしてはもちろんのこと、後席でくつろぐことを価値として打ち出している印象が強い1台です。この点は、日本市場でもライバルに対する差別化ポイントになりそうです。
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新型「ES」の日本仕様は、2026年春の発売が予定されています。新たな基準でつくられたレクサスの新ラージセダンがどのような評価を獲得するのか? 日本仕様の発表が今から楽しみです。
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