まもなく発売のレクサス新ラージセダンは“後席の快適さ”で勝負!? 斬新デザインをまとった新型「ES」の真価とは? ドイツ御三家に対する差別化ポイントは?
8代目となる新型「ES」はBEVとHEVをラインナップ
レクサスは北米市場向けの新型「ES」を2026年モデルとして発表しました。果たしてどんなモデルなのでしょう? 本記事ではその中身を深掘りするとともに、日本導入時にライバルとなりそうなモデルとの関係性をチェックしていきます。
まず押さえておきたいのは、8代目となる新型「ES」には、史上初めてBEV(電気自動車)版がラインナップされていることです。北米向けは、BEVの「ES 350e」と「ES 500e」を先行発売し、HEV(ハイブリッド)の「ES 350h」は追って登場するとアナウンス。なお日本仕様には、HEVの「ES 300h」も設定される予定です。
そんな新型のコンセプトは“Experience Elegance and Electrified Sedan”。BEVとHEVを併せ持つレクサスの次世代電動車ラインナップの先陣を切るモデルであり、日本での発売は2026年春頃の予定となっています。
新型「ES」のボディサイズ(日本仕様のプロトタイプ)は、全長5140mm、全幅1920mm、全高1560mm(BEV)/1555mm(HEV)、ホイールベースは2950mmとなっています。これは、従来モデル比で全長がプラス165mm、全幅がプラス55mm、全高がプラス110〜115mm、ホイールベースがプラス80mmという値で、セダンとしての見栄えだけでなく、キャビンのゆとりも意識したパッケージであることが分かります。
そのエクステリアデザインは、従来モデルとは大きく様変わりしています。レクサスのデザイナー陣は、次世代型BEVのコンセプトモデルである「LF-ZC」のデザインに着想を得たこれまでにない表現に挑戦。新型「ES」から新たなデザインを体現したと説明しています。

それにより、トランクリッドのないワンモーションのようなフォルムや、電動化時代に合わせた新世代のスピンドルボディを採用。また、HEVには冷却性能を確保すべくアッパー部分に薄型のグリルを設けるなど、パワートレインごとの違いも反映されています。
対するインテリアでも、レクサス車で初の採用となる“Sensory Concierge(センサリーコンシェルジュ)”や、世界初の“Responsive Hidden Switches(レスポンシブヒドゥンスイッチ)”など新たな挑戦が。見た目の上質感だけでなく、操作体験や乗員ごとの快適性をもラグジュアリーの一部としてつくり込もうとしている点が、新型「ES」の大きな特徴といえるでしょう。
そんな新型「ES」でも注目すべきは“マルチパスウェイプラットフォーム”。このプラットフォームは、BEV版の「ES 350e」と「ES 500e」だけでなく、今後登場するHEVの「ES 350h」で共有され、内燃機関と電動パワートレインの双方を支えるのが特徴です。
この“マルチパスウェイプラットフォーム”の採用は、レクサスブランドでは初めてのこと。つまり新型「ES」は、レクサスの今後の商品ラインナップを占う上で重要な意味を持つモデルでもあるのです。
BEV版の新型「ES」は、「ES 350e」がシングルモーターの前輪駆動、「ES 500e」は前後アクスルにモーターを備えるデュアルモーターAWDとなっています。北米仕様はいずれも総容量74.7kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、「ES 350e」はEPA推定航続距離で307マイル(約494km)をマーク(日本仕様のプロトタイプは、CLTCモードにおける目標値で約685km)するといいます。気になるベース価格は4万7500ドル(約754万円)とされています。
北米仕様の新型「ES」において、パワートレインと並んで見逃せないのが格段に向上したリアシートの快適性です。上級グレードは、電動調整機構、シートヒーター、ベンチレーション、マッサージ機能などを装備。「ES」はもともと、リアシートの静粛性や快適性、広さなどにおいて高い評価を獲得してきましたが、新型の後席はさらに格上の“くつろぎ空間”となっています。
一方、フロントシートまわりはイマドキの装備が充実。北米仕様は全グレードに、12.3インチのドライバー用マルチインフォメーションディスプレイと、各種エンタメを映し出したり操作できたりする14インチのタッチ式スクリーンが装備されています。
さらに、先進安全装備も“Lexus Safety System+4.0”へとアップグレードされるなど、電動化・デジタル化・安全装備の全方位的に最新技術を盛り込んだ新世代モデルとなっています。
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