行き先は“降りたことのない駅”!? 新幹線の往復旅が実質6000円で可能な“旅ガチャ”「どこかにビューーン」って何? 知らない街で過ごす“癒し”とは
4つの行き先候補駅の中からひとつが決まる
東日本旅客鉄道(JR東日本)のサービス「どこかにビューーン!」は、行き先がどこになるのかわからない、いってみればひとつの「ミステリーツアー」です。
JR東日本は、独自のポイント制度「JREポイント」を用意しています。これは、鉄道を利用したりSuicaで支払ったり、駅ビルで買い物すると貯まりますが、貯まったポイントは、1ポイント1円相当としてSuicaへのチャージなどに使えるほか「えきねっと」で特典チケットに交換することも可能となっています。
どこかにビューーン!は、このJREポイント6000ポイント(実質6000円分)を使って、JR東日本エリア内の任意の新幹線指定席の往復チケットが利用できるというサービスです。日本航空(JAL)の「どこかにマイル」に似ています。
特徴は、申し込んだ段階ではどこが旅行の目的地になるかが決まっていない、いわゆる“旅ガチャ”ということです。
そんなどこかにビューーンを楽しむにはどうすれば良いのでしょうか。実際に試してみました。

どこかにビューーンを利用するにはまず、専用サイトにアクセスし、いずれかの発着駅、往路の出発日と復路の到着日、さらに利用する列車の出発/到着時間(それぞれ5つの時間帯、もしくは時間帯指定なし)を選んで検索します。
すると、JR東日本の新幹線停車駅のなかから4つの駅が行き先候補として、所要時間の目安とともに表示されます。
候補駅は、上越新幹線の上毛高原駅から新潟駅の7駅、北陸新幹線の安中榛名駅から上越妙高駅の7駅、東北新幹線の那須高原駅から新青森駅の18駅、秋田新幹線の雫石駅から秋田駅の5駅、山形新幹線の米沢駅から新庄駅までの10駅のなかからランダムで選ばれます。
表示された4つの行き先候補に魅力を感じない場合は、再検索も可能です。

4つの行き先候補の駅は、再検索をするごとにランダムに変わっていきますが、決定するポイントは、「高望みをしない」ということでしょうか。
確かに、せっかくだから遠くに行きたいという気持ちもわかります。しかしながら新幹線の駅といっても、駅前にはほとんど何もないような「ハズレ駅」もじつは存在します。なのでランダムに表示される4つの候補駅は、「この駅に行きたい!」よりも「この駅は当たりたくない…」という観点で選んだほうが、結果を見て気落ちせずに済みます。
ただし、決定した目的地の手前であれば途中下車、途中乗車も可能です。たとえば「くりこま高原駅」が当たった場合はその手前の福島や仙台、盛岡駅など、「さくらんぼ東根駅」が当たった場合は米沢や山形、天童駅などで降りて旅行することもできます。その場合、乗車しなかった区間は再利用や払い戻しはできません。
今回、東北新幹線「いわて沼宮内駅」、秋田新幹線「田沢湖駅」、北陸新幹線「上田駅」、東北新幹線「新花巻駅」が行き先候補として出た段階で申し込んでみました。
これまで3回どこかにビューーンで旅をしていますが、当たったのは長岡駅、燕三条駅、そして上越妙高駅。経験上、旅ガチャといってもあまり遠くの駅は当たらない。つまり今回の候補地でいうと、上田駅が当たる可能性が高いと考え、その周辺の温泉旅館などを調べていましたが、申し込みの翌日に届いた「行き先決定の案内」メールに掲載されたアドレスをクリックすると、新花巻駅となっていました。
岩手県花巻市。大谷翔平選手や菊池雄星選手の出身校がある花巻東高校があるのは知っていますが、それ以外はなにがあるのかわかりません。
そんな所を旅するのって、やっぱりワクワクします。ネットで情報収集、そして旅館を予約、旅行のプランを考えていきます。
出発日までに自分のSuicaと紐づけすることで、チケットレス乗車が可能になります。
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