“雨の日の事故は晴れの日の6倍” ブリヂストンの新ブランド「フィネッサ」は雨に強いってホント!? 梅雨の前に乗って試してわかった“安心感”の正体とは
まずはドライ路面での試乗 静かな車室内を実感
2026年2月、ブリヂストンの新たなブランド「FINESSA(フィネッサ)」が誕生し、その第1弾として乗用車用タイヤ「フィネッサHB01」が発売されました。
フィネッサHB01は14インチから19インチまで、45から70シリーズまで全55サイズを展開、軽自動車からコンパクトカー、セダン、ミニバンなど幅広い車種に対応しています。すべてメーカー希望小売価格が設定されています。
フィネッサは安心・安全をベースに、より快適で心地よい車内空間を提供したいということで「FINE」と「SAFETY」を組み合わせて名づけられたブランド名といいます。
特長は、雨天でもしっかりとしたグリップ性能を確保し、「止まる・曲がる」を実現、さらにタイヤが摩耗しても安心感が続くこと。優れた静粛性と乗り心地を実現していること、そして低燃費を実現するとともに、再生可能資源を採用していること。この3点となります。
またフィネッサHB01は、ブリヂストンの商品基盤技術である「ENLILEN(エンライトン)」テクノロジーを採用。「薄く・軽く・円く」というタイヤの基本性能を磨きながら、上記のような性能にエッジを効かせています。
ブリヂストンは乗用車用タイヤブランドとして、プレミアムスポーツタイヤの「ポテンザ(POTENZA)」、プレミアムコンフォートタイヤの「レグノ(REGNO)」、そしてエコタイヤの「エコピア(ECOPIA)」、経済性を重視したベーシックタイヤの「ニューノ(NEWNO)」などを展開していますが、フィネッサは幅広いユーザーに対応する、コンフォート寄りでバランスの良いタイヤ、という位置にポジショニングされます。

2月に一般道走行を中心とした試走会が開催されましたが、その際はブリヂストンのベーシックタイヤであるニューノとの比較でした。一般道、そして高速道路で乗り比べましたが、荒れた路面、そしてキレイな路面ともにフィネッサのほうがノイズレベルが低く、明らかに車内は静かでした。高速道路の継ぎ目を通過する際などでも揺れを残さず、ニューノと比べるとストンと収束するのが印象的でした。
栃木県那須塩原にあるブリヂストンのプルービンググラウンドで開催された2回目のフィネッサの試走会は、今度は比較タイヤが前回のニューノより格上のエコピアになりました。また2月の試走会では行われなかったウエット路面での比較をおこない、フィネッサHB01の特長のひとつである「雨の日の安全性」を体感します。
まずは、最初に乾いた路面でのハンドリング性能を総合試験路で確認します。155/65R14サイズを装着したホンダ「N-BOX」で、速度40km/hでのパイロンスラロームやレーンチェンジを行います。
まずはエコピアNH200Cから。こちらは何事もなく普通にこなせます、続いてフィネッサHB01に乗り換えてスタートすると、まずはしっかりとしたグリップを感じます。スラロームではハンドルの切れ角も異なり、より小さな舵でヒラリヒラリとスムーズにクリア。続いてのレーンチェンジでも、エコピアでは揺り戻しが大きく修正舵を入れなければならなかったのが、同じ速度でもフィネッサではふらつきがなく一発でレーンに戻っていきます。
フィネッサHB01の資料を見ると、それほどドライ路での走りに関してアピールはしていないのですが、ニューノだけではなくエコピアと比べても、質の高い走りを手に入れているのを実感します。

これは新しく搭載された技術「3D‐M字サイプII」により、コーナリング時でもブロックの倒れ込みを少なくし、タイヤが路面にしっかりと接地することでドライでの性能も向上させている効果だと思われます。接地圧が均一になることで、ドライ性能だけでなくウエット性能や高速安定性、耐摩耗性能など基本性能が底上げされているといいます。
また「シャー」という高周波のノイズも、エコピアよりも明らかに減っています。これは、「スリットサイレンサー」といって、主溝とラグ溝をつなぎ、走行中のノイズを気になりにくい音質へチューニングする技術を採用したおかげ。40km/hの走行でも、誰でも気がつくレベルで室内の静粛性は向上しています。
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