大型バイクなのに“壁”を感じさせない手軽さがイイね! 電子制御が満載で扱いやすく疲れにくい「リッター級バイク」3選
続いてヤマハとスズキの2台
●ヤマハ「MT-09 Y-AMT」
続いて取り上げるのは、ヤマハの「MT-09 Y-AMT」です。

MT-09 Y-AMTはヤマハが展開するMTシリーズに属するモデルで、クラッチレバーとシフトペダルを廃止した新機構であるY-AMTを搭載していることが特徴です。
外観デザインは、マスの集中化を追求したショートオーバーハングのスタイルで、小径レンズのバイファンクショナルLEDヘッドランプがフロントフェイスを構成しています。
そして、エンジンは888ccの水冷DOHC直列3気筒で、最高出力120ps、最大トルク93Nmを発生させます。
機能面については、クラッチレバーとシフトペダルを排した新電子制御シフト機構を採用しており、手元のシーソー式シフトレバーで変速するMTモードと、自動で変速をおこなうATモードを切り替えて走行することが可能です。
これにより、ライダーはクラッチ操作から解放され、車体のコントロールやスロットル操作に集中できる環境が整っています。
また、MT-09 Y-AMTには6軸のIMU(慣性計測装置)を搭載し、バンク角に連動したトラクションコントロールやスライドコントロールを統合して制御するシステムが備わっています。
車体重量は196kgと軽量であり、シート高は825mmに設定されています。
なお、MT-09 Y-AMTの価格は136万4000円です。
●スズキ「GSX-S1000」
最後に紹介するのは、スズキの「GSX-S1000」です。

名車「GSX-R1000」のエンジンをルーツに持つGSX-S1000は、ストリートでの走行性能を突き詰めたネイキッドモデルとして進化を続けてきました。
外観デザインは、縦型に2灯配置された六角形のLEDヘッドランプと、エッジを効かせたライン、ボリュームのあるフューエルタンクからなる直線的な造形です。
そして、エンジンは998ccの水冷4気筒DOHCで、最高出力150ps、最大トルク105Nmを発生するなど、低中速域のトルクを強化したセッティングがほどこされており、市街地でも扱いやすいパワー特性を持っています。
また、GSX-R1000には、スズキインテリジェントライドシステム(S.I.R.S.)が搭載されています。
これは、3つの出力特性を選べるドライブモードセレクターや、5段階から介入度を選択できるトラクションコントロールなどで構成されています。
くわえて、GSX-R1000にはクラッチ操作なしでスムーズなシフトチェンジを支援する双方向クイックシフトシステムも標準装備されています。
さらに、発進時や低回転時のエンジン回転数の落ち込みを自動で抑制するローRPMアシストが採用されており、Uターンや渋滞時などの操作を支援します。
車体重量は214kg、シート高は810mm、燃料タンク容量は19Lを確保しています。
なお、GSX-R1000の価格は152万9000円です。
※ ※ ※
排気量が1000ccに迫る大型バイクは、電子制御の進化によって「パワーはあるが扱いやすい」という特性を強めています。
このようなライダーの負担を軽減するシステムは、安全性の向上だけでなく、長距離走行時の疲労蓄積を抑える効果も発揮します。
今後、自動変速技術や高度なセンサー連携がさらに進むことにより、大型バイクというカテゴリーがどのような進化を遂げていくのか、その動向にも注目が集まります。
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