VAGUE(ヴァーグ)

登場から8年経ってもなお人気 ボルボのコンパクトSUV「XC40」に いま乗ってわかった“色あせない理由”とは

実際に乗るとどう? 箱根で試乗した感想は?

 XC40の乗り心地で高級感を感じるのは、路面の不整によりタイヤ・サスペンションが揺すられるときに車室内にコトコト、カタカタ、ドタバタという音が聞こえてこないところです。ソフト過ぎることもなく、路面の凹凸を上品にうまくいなすところがいい感じです。

ボルボ「XC40 ウルトラ B4 AWD」のインテリア
ボルボ「XC40 ウルトラ B4 AWD」のインテリア

 しっかりしたボディ骨格としっかりと取り付けられ、しなやかに動くサスペンションが路面の凹凸を綺麗にいなし、ドライバーの意思どおりのハンドリング性能を発揮できます。

 今回も市街地、自動車専用道路、箱根のワインディングロードを軽快に走りましたが、改めてその良さを感じました。特に箱根ではしっかりした作りのシートの良さを感じました。硬くなくソフト過ぎず、ホールド感も良かったです。

 今回試乗したXC40は2台で、FWDのB3、AWDのB4です。AWDは4輪駆動らしく常に安定感があり良かったです。その割に箱根のワインディングロードではクイクイとハンドルに忠実に曲がってくれるから走りやすかったです。

 B3はB4に比べるとフットワークが軽い印象でした。スペック表ではB3は1660kg、B4は1720kgと大人1人分の重量差がありそれを感じたのかも知れません。どちらも市街地でも箱根の山道でも同様でドライビングを楽しめるクルマでした。

 エンジンはどちらも2リッター4気筒ターボに電気モーターが付いたものですが、B3は120kW(163ps)、265Nm、B4は197kW(197ps)、300Nmと最高馬力と最大トルクを変えてあります。

 エクステリア、インテリアのデザインやボディ、サスペンションに関しては大きな変更したというニュースはないのですが、細かいところは年次改良で進化しているようです。

 2018年に欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞したモデルとして、8年間も色褪せることなくマーケットで人気があるのは、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員の一人として嬉しい限りです。

ボルボ「XC40 ウルトラ B4 AWD」
ボルボ「XC40 ウルトラ B4 AWD」

VOLVO XC40 Ultra B4 AWD
ボルボXC40ウルトラ B4 AWD

・車両価格:639万円
・試乗車オプション込み価格:698万5540円
・全長:4440mm
・全幅:1875mm
・全高:1655mm
・ホイールベース:2700mm
・車両重量:1720kg
・エンジン形式:直列4気筒ターボ+モーター
・排気量:1968cc
・エンジン最高出力:197ps/4750‐5250rpm
・エンジン最大トルク:300Nm/1500−4500rpm
・モーター最高出力:8.5kW/3000−8000rpm
・トランスミッション:7速DCT
・燃費(WLTC):14.2km/L
・駆動方式:4WD

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こもだきよし
こもだきよし
モータージャーナリスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長(2016年〜) 1950年 神奈川県川崎市生まれ 自動車レース、タイヤテストドライバーの経験を経て、1984年から新型車にいち早く試乗して記事を書くフリーランスのモータージャーナリストになる。クルマが好きというより運転することが好きでこの仕事をしている。 世界一の難所と云われるドイツのニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を1984年5月に初めて走ってから40年間通い、BMW M社主催のBMW ドライビングエクスペリエンスで、インストラクターとしてドイツ人インストラクターとともに日本人参加者向けにニュルの走り方を伝えている。

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