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40年以上一人のオーナーが愛し続けたホンダの空冷4気筒フラッグシップを米国で発見 距離1万キロ以下 ビキニカウルがソソられる「CB1100F」の現在の価値は

オリジナルオーナーが保管していた低走行個体の詳細とその評価

 今回オークションに登場した個体は、1983年式の北米仕様モデルです。

米国オンラインオークションに出品、落札された1983年式ホンダ「CB1100F」
米国オンラインオークションに出品、落札された1983年式ホンダ「CB1100F」

 この車両は2025年に現在の出品者が購入するまで、最初のオーナーによって管理されてきた経歴を持っています。

 外装はブルーを基調にレッドとホワイトのアクセントが入ったカラーリングで仕上げられており、北米仕様特有のビキニカウルが装着されています。

 左側の塗装部分に小さなチップ傷が見られるものの、全体として製造当時の色彩が保たれている状態です。

 また、足元を支えるホイールは、3本スポークアルミキャストホイールを採用しています。

 サイズはフロントが18インチ、リアが17インチの設定となっており、エイボン製のタイヤが装着されています。

 ブレーキまわりは、フロントに2ピストンのキャリパーを備えたダブルディスクブレーキ、リアにシングルディスクブレーキという構成です。

 計器類が配置されたコックピット部分には、150mphまで刻まれたスピードメーターと、9500rpmからレッドゾーンが始まるタコメーターが備わっています。

 また、ハンドルは3ピース構造の調整可能なタイプが装備されており、ライダーの好みに合わせた位置設定が可能です。

 搭載される1062ccエンジンについては、2025年9月に出品者によって4基のケイヒン製キャブレターの同調作業が実施されました。

 排気系には、左右2本出しのマフラーを持つ4into2システムが採用されています。

 この個体の走行距離は、オドメーターの表示でわずか6000マイル(約9656km)と記録されています。

 40年以上が経過した車両としては非常に少ない走行距離であり、長期間にわたって使用頻度が抑えられてきたことがうかがえます。

 車両の状態については、塗装の傷やメーターガラスの亀裂といった経年劣化は見られるものの、エンジン始動動画や走行動画においても良好な作動状況が確認されています。

 なお、今回のオークションでは26件の入札を集め、最終的に1万1500ドル(約178万円)で落札されました。

※ ※ ※

 今回のオークションで取引されたCB1100Fは、低い走行距離と限られたオーナー歴という点が評価の対象となりました。

 空冷大排気量エンジンの時代を象徴するモデルとして、北米仕様独自の装備を維持している個体は、現在でも一定の市場価値を保っていることを表した結果といえそうです。

 今後もこのような保存状態の良い個体が、次世代のライダーによってどのように維持され、語り継がれていくのか、その動向に期待が寄せられます。

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東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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