「うわ懐かしっ!」32年前のレーサーレプリカを米国で発見 日本限定1500台の「JDM」モデル ホンダ「NSR250R SP ロスマンズ」の令和での価値とは
限定1500台のロスマンズカラー、走行5900マイルの極上個体
今回出品された個体は、1994年に日本国内市場向けにわずか1500台のみが生産された特別な「ロスマンズ・レーシング」カラーの限定モデルです。

外観は、白をベースに青と黄色のラインが配された当時のホンダ・ワークスチームのイメージを忠実に再現しており、タンク上部やサイドカウルには「Rothmans」のロゴが刻まれています。
このカラーリングはSP仕様のみに許されたもので、標準モデルやSE仕様とは一線を画す存在感を放っています。
また、足まわりには、SP仕様の証である「Magtek」製のマグネシウム合金鋳造ホイールを採用しており、ホワイト塗装が施された17インチの前後ホイールが装着されています。
ハンドル周りは、トップブリッジ下に固定されたアルミ製クリップオンハンドルにより、極めて前傾の強いレーシーなライディングポジションをライダーに強います。
メーターパネル中央にはデジタル式の速度計と液晶データ表示スクリーンが配置され、その横にはメモリーカードを差し込むためのスロットが用意されています。
くわえて、今回の出品車には、標準のカードキーに加えて、サーキット走行を前提としたHRC製の「P-030」ハイオク専用カードも付属しており、当時のチューニングシーンを思い起こさせる内容です。
デジタルオドメーターが示す走行距離は、わずか9500キロメートル(約5900マイル)となっており、製造から30年以上が経過した2ストローク車としては異例の低走行距離といえます。
そして、エンジン周りの状態も良好で、2024年には前オーナーによってキャブレターの清掃やエアフィルターおよびスパークプラグの交換、インジェクションオイルの充填といった適切な整備が実施されました。
所有者は2025年2月に購入した後、カナダのブリティッシュコロンビア州へ輸入し、バッテリー交換やチェーンへの注油を行って動態保存を続けてきたといいます。
全体的なコンディションとしては、以前の所有者によって純正パーツを用いたカウルの交換が行われているものの、全体にわたって新車時の輝きを保っています。
なお、今回のオークションでは6件の入札を集め、最終的に2万ドル(約315万円)で落札されました。
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今回のNSR250R SPは、希少なロスマンズカラーかつ低走行という、コレクターにとっては非常に価値の高い1台でした。
今回のオークション結果は、2ストロークエンジンの市販車が姿を消して久しい現在、その最終進化形であるMC28型のSP仕様というモデルの希少性が高く評価された結果といえます。
落札価格の約315万円という数字は、かつての新車価格を大きく上回るものですが、その性能と歴史的背景を考えれば納得の結果といえそうです。
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