50年前の“日本仕様”が米国オークションに登場!ボルト1本までフルレストアされた カワサキ伝説の「Z2直系モデル」が海外で高騰する理由とは
フルレストアが施された希少な個体とオークションの行方
今回出品された個体は、軍人によってアメリカへ持ち込まれた後、2021年に現在の所有者がテキサス州で購入したものです。

購入当時は一部が分解された状態のプロジェクト車両でしたが、2025年末にかけて大規模なリフレッシュ作業が実施されました。
外観は「ダイヤモンドダークグリーン」と呼ばれる深い緑色に再塗装され、グリーンとゴールドのストライプが施されています。
このカラーリングは当時の純正色を再現したものであり、ブラック塗装されたフレームとのコントラストが強調されています。
足まわりについても徹底的な整備が行われており、クローム仕上げのワイヤースポークホイールが装着されています。
ホイールサイズはフロント19インチ、リア18インチであり、タイヤはIRC製の「グランドハイスピード GS-11」が組み合わされています。
ブレーキシステムについては、フロントに2枚のソリッドディスクを備え、リアにはドラムブレーキを採用しています。
ハンドル周りには、クローム仕上げのハンドルバーと、日本仕様であることを示す時速190キロメートル表示の日本電装製メーターが備わっています。
計器類の中央には警告灯やイグニッションスイッチが垂直に配置され、当時の操作系が維持されています。
搭載される746ccのエンジンは、シカゴやオハイオ州の著名な専門店によってオーバーホールが行われました。
26ミリのリッター径を持つミクニ製VMキャブレターが4基装備され、点火系や吸排気系も最適化されています。
走行距離については、メーター上の表示は72キロメートルとなっていますが、これはレストア後の数値であり、実走行距離は不明とされています。
エンジン周りの状態は良好であり、2026年1月にはオイル交換が行われたほか、コールドスタートや走行動画でもスムーズな動作が確認されています。
車体全体の状態は、ボルト一本に至るまで再仕上げが行われた形跡があり、コレクションとしての価値も考慮された仕上げとなっています。
最終的な入札価格は3万500ドルに達しましたが、最低落札価格には届かず、今回は成約に至りませんでした。
しかし、日本国内専用モデルが海外でこれほどの高値で取引される兆候を見せたことは、市場における注目度の高さを裏付けています。
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今回のオークションに登場したZ750 FOURは、日本の免許制度や自主規制という独自の背景から生まれた歴史的な一台です。
北米の地で大切に保管され、多額の費用をかけてレストアされた事実は、日本のビンテージバイクが世界的な文化遺産として認識されていることを示しています。
今後、さらにコンディションの良い個体が発見された際には、さらなる価格の高騰も予想されます。
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