50年前の“日本仕様”が米国オークションに登場!ボルト1本までフルレストアされた カワサキ伝説の「Z2直系モデル」が海外で高騰する理由とは
日本の免許制度が生んだ名機、Z2の系譜を継ぐZ750 FOUR
2026年5月、アメリカのオンラインオークションサイト「Bring a Trailer」にて、1976年式のカワサキ「Z750 FOUR」が登場しました。
Z750 FOURは、当時の日本国内における自動二輪車の排気量自主規制に対応するために開発された、通称「Z2」と呼ばれるシリーズの系譜に連なるモデルです。
1970年代当時、海外市場では大排気量の「Z1」が人気を博していましたが、日本では750ccを超えるオートバイの販売が制限されていました。
そのため、カワサキはZ1の基本設計を維持しつつ、日本市場向けに排気量を縮小したZ2を投入したという経緯があります。

Z750 FOURは、そのシリーズの中でも1976年に登場したモデルであり、前輪ダブルディスクブレーキの採用など、足まわりの強化が図られた仕様となっています。
デザイン面では、ティアドロップ型のフューエルタンクからサイドカバー、そして後方のダックテールカウルへと続く流麗なラインが特徴です。
当時の他の国内向けモデルと比較しても、4気筒エンジンによる重厚な存在感と、4本出しマフラーによる独自の造形は際立ったものでした。
技術的な側面では、空冷4ストロークDOHC2バルブ並列4気筒エンジンを搭載しています。
ボア・ストロークを縮小することで総排気量を746ccとし、当時の公称スペックでは最高出力70psを発生させる性能を有していました。
トランスミッションは常時噛合式の5段リターンを採用しており、スムーズな加速を実現するためのギア比が設定されています。
最高速度については当時の計測条件によりますが、時速190キロメートル付近まで刻まれたスピードメーターが、そのポテンシャルの高さを物語っています。
クロームメッキが多用されたフェンダーや各部の仕上げは、1970年代のモーターサイクルが持つ独自の質感を体現しています。
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