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「えっ、重要文化財の中に泊まれるって!?」118年の歴史を誇る「旧奈良監獄」を保存・再生した“ヘリテージホテル”誕生 客室は舎房を連結した全室スイートルーム

明治の意匠と現代のもてなしが共鳴する、新たなラグジュアリーの提案

 各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する星のやは2026年6月25日、国の重要文化財「旧奈良監獄」を保存・再生したラグジュアリーホテル「星のや奈良監獄」を開業しました。

 旧奈良監獄は、明治政府が建設した「明治五大監獄」のひとつで、1908年に誕生しました。赤レンガ造りの外観や、中央看守所から舎房が放射状に伸びる「ハヴィランド・システム」など、当時の姿をほぼ完全な形で残しています。

 1946年には奈良少年刑務所となり、更生教育を重視する施設として運用されてきましたが、2017年に閉庁。同年2月には重要文化財に指定されました。

 今回開業する星のや奈良監獄のコンセプトは「明けの重要文化財」。明治時代の西洋文化の広がりを滞在体験に取り入れ、歴史的価値を守りながら現代的な快適性を融合させています。宿泊と学びを通じて文化財の価値を未来へつなぐことを目指しているといいます。

星のや奈良監獄
星のや奈良監獄

 客室は、かつての舎房を複数つなげてスイートルームへと再生。独居房10室分を連結した「The 10-Cell」をはじめ、ハリウッドツインのベッドを備えた「The 9-Cell」や、ドレッシングラウンジを備えた「The 11-Cell Deluxe」などを用意。

 レンガの遺構やアーチ状のヴォールト天井を活かしながら、現代的なデザインを組み合わせることで、歴史と快適性を両立した空間に仕上げられています。

 館内には吹き抜け構造のメインラウンジや、歴史的建築と現代的なデザインが調和した中庭も整備され、時間帯に応じたドリンクや菓子、建築や旅に関する書籍が用意され、滞在者が思い思いの時間を過ごせます。夜には中庭がライトアップされ、幻想的な景観を楽しめます。

 食事にも明治時代の文化を反映しており、夕食では、日本におけるフランス料理の歴史をテーマにしたディナーコース「ガストロノミー・クロニクル」を提供。

「黎明期」「成熟期」「現代」「未来」をテーマに構成された料理を通じて、日本の食文化の変遷を味わえます。

 朝食では、明治期の洋食文化を味わえる「文明開化の朝食」を用意。スコッチエッグやカニクリームコロッケ、エビフライなどを取り入れ、当時の洋食文化に触れられる内容となっています。和朝食や洋朝食、軽朝食も選択可能です。

メインラウンジ
メインラウンジ

 また滞在中は、和紅茶を味わう「茜のティーサロン」、蓄音機の音色を楽しむ「響きのソワレ」、オリジナル香水を作る「香りの宵支度」、明治時代の健康文化を体験できる「目覚めの亜鈴体操」など、多彩なアクティビティも体験できます。

 さらに、敷地内には「奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート」を併設。旧奈良監獄の歴史や建築的価値を紹介する展示が行われており、宿泊者は専用アプローチを利用して滞在中何度でも訪れることができます。

 星のや奈良監獄は、約100年にわたり受け継がれてきた歴史的建築を未来へ継承する新たな取り組みです。文化財の価値を守りながら宿泊施設として再生したことで、これまでにないヘリテージホテルとして国内外から注目を集めそうです。宿泊料金は1室1泊14万7000円からとなっています。

●施設概要
「星のや奈良監獄」
・住所:〒630-8102 奈良県奈良市般若寺町18
・客室数:48室 チェックイン 15時/チェックアウト 12時
・価格:1泊 14万7000円〜(1室あたり、税・サービス料込、食事別)
・アクセス:(車)「木津IC」から約10分/(電車)JR「奈良駅」からタクシーで約12分

Gallery 【画像】一度でいいから泊まってみたいよね! 旧監獄の歴史と現代のデザインが融合したホテル内を写真で見る(23枚)
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