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珍しい純正カラーの「青いランボ」がオークション登場 “まつ毛あり”の初期モデル 58年前なのに走行5万キロ以下の極上「ミウラP400S」の価値

純正のライトブルー「アズーロ・メキシコ」のボディカラー

 自動車の歴史において、ミッドシップ・スーパーカーの概念を決定づけた不朽の名作、1968年式のランボルギーニ「ミウラ P400S(Miura P400S)」が、2026年8月に開催されるブロード・アロー・オークション主催の「ザ・クエイル・オークション」に姿を現し、世界中のクラシックカー・コレクターたちが注目しています。

 巨匠マルチェロ・ガンディーニが手がけた美しいスタイリングと、伝説のエンジニアたちによって生み出された官能的なメカニズムを持つこの個体は、半世紀以上の時を経た現代においてなお、スーパーカーの原点にして頂点としての圧倒的なオーラを放っています。

 ミウラの最大の革新性は、大排気量のパワーユニットをキャビンの背後に横置きで搭載した先進的なレイアウトにあります。

 心臓部には、3.9リッターの自然吸気V型12気筒エンジンを搭載。初期のP400からさらに改良が施されたこの「S」仕様では、最高出力が370馬力へと引き上げられ、高回転域ではV12ならではの濃密で官能的なエキゾーストノートを解き放ちます。

 5速マニュアルトランスミッションと一体化されたこの独創的なパワートレインを支えるシャシまわりには、4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションが奢られ、軽量なアルミ製ボディと相まって、当時としては世界最速クラスのパフォーマンスと息をのむようなドライビングプレジャーを実現しました。

オークションに出品予定の1968年式ランボルギーニ「ミウラ P400S」(c)2026 BROAD ARROW Auctions
オークションに出品予定の1968年式ランボルギーニ「ミウラ P400S」(c)2026 BROAD ARROW Auctions

 今回オークションに出品されるシャシ番号「3811」の個体は、これまでに歩んできた極めて透明性の高いヒストリーと、奇跡的なコンディションが最大の見どころです。

 記録によると、このミウラは1968年11月にイタリアのサンターガタ・ボロネーゼの工場から出荷され、チューリッヒの正規ディーラーを通じてスイスの最初のオーナーへとデリバリーされました。

 その後、熱心なコレクターたちの手を経てアメリカへと渡り、今日にいたるまで美術品のように大切に保管されてきました。驚くべきことに、カタログ作成時点での総走行距離はわずか2万9000マイル(約4万6600km)を刻むのみであり、驚異的なオリジナル度を保っています。

 さらにこの個体の価値を高めているのが、完璧なレストアによって蘇った新車当時の美しいカラーコーディネートです。

 ランボルギーニのカスタムヒストリーにおいて非常に希少な純正のライトブルー「アズーロ・メキシコ」のボディカラーを纏い、室内は当時そのままの気品ある「トープ」の最高級レザーインテリアで統一されています。

 近年、高名なスペシャリストの手によってボディ、エンジン、シャシのすべてに徹底的なリフレッシュが施されており、ホイールの細部やダッシュボードの質感にいたるまで、1968年当時のショールームコンディションが見事に再現されています。

オークションに出品予定の1968年式ランボルギーニ「ミウラ P400S」(c)2026 BROAD ARROW Auctions
オークションに出品予定の1968年式ランボルギーニ「ミウラ P400S」(c)2026 BROAD ARROW Auctions

 純粋なメカニカルの美しさと、エレクトロニクスに頼らないダイレクトな操作感を持つクラシック・ミウラは、もはや二度と作ることができない自動車文化の至宝として世界中でその価値を高め続けています。

 類まれな美貌と完璧なコンディションを兼ね備えたこの「P400S」が、格式高いクエイルの舞台でどのような歴史的瞬間を迎え、新たな主人の元へと引き継がれるのか、世界中の視線が注がれています。

 なお、落札予想価格は320万ドルから360万ドル(日本円で約5億2000万円から5億8500万円)とされています。

Gallery 【画像】やばっ、超カッコ良い! 1968年式ランボルギーニ「ミウラ P400S」を写真で見る(23枚)
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