「えっ!?」窓のない“究極のロードスター”がオークション登場 マクラーレン史上最軽量 走行わずか193キロの極上「エルバ」の驚きの予想価格とは
世界初開発の「AAMS」で車内への風の巻き込みを抑制
イギリスのハイパフォーマンス・カーメーカーであるマクラーレンが、その最高峰カテゴリーである「アルティメットシリーズ」の最新作として、ブランドの歴史に燦然と輝く1960年代の伝説的レーシングカー「マクラーレン・エルヴァ M1A」にオマージュを捧げて送り出した究極のオープントップ・ロードスターがマクラーレン「エルバ(Elva)」です。
2026年8月に米国モントレー・カーウィークで開催されるRMサザビーズ主催のモントレー・オークションにて、2021年式マクラーレン「エルバ」が出品される予定です。
当初は399台の限定生産が発表されていたものの、その後計画が見直され、最終的にわずか149台のみが世に送り出されたという極めて高い希少性を誇る至高の1台です。
エルヴァの最大の革新性は、屋根はもちろんのこと、フロントウインドスクリーンやサイドウィンドウすら完全に廃した、限界まで削ぎ落とされたピュアなオープンエア・デザインにあります。

これを可能にしたのが、マクラーレンが世界で初めて開発した「アクティブ・エア・マネジメント・システム(AAMS)」です。車速に応じてフロントノーズから吸い込んだ空気をボンネット上のダクトからドライバーの上空へと高速で吹き出させることで、見えない「空気の壁(エアバブル)」を形成し、高速走行時であっても車内への激しい風の巻き込みを劇的に抑制するという、魔法のようなエアロダイナミクス技術が投入されています。
過激なスタイリングに負けず劣らず、その走行性能も怪物級です。
ミッドシップに搭載される4リッターのV型8気筒ツインターボエンジンは、最高出力815馬力、最大トルク800Nmという圧倒的なパワーを発生。超軽量なカーボンファイバー製モノコックシャシ「Monomap」の採用により、マクラーレンのロードカー史上最軽量となる車体重量を実現しました。

7速デュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせにより、0-100km/h加速はわずか2.8秒、0-200km/h加速に至ってはわずか6.8秒という、F1マシンに迫る次元のパフォーマンスを発揮します。
パワーを受け止めるシャシまわりには、最新の油圧連動式サスペンションやカーボンセラミックブレーキが奢られています。
今回オークションに出品される個体は、マクラーレンのビスポーク部門である「MSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)」の手によって特別に仕立てられた、世界に2つとない芸術的な仕様が魅力です。
外観は見る角度によって優美に表情を変える特注の「MSOビスポーク・サテン・ペイント」で仕立てられ、インテリアも外観と見事に調和する最高級の素材とカーボンファイバーが贅沢にあしらわれています。デリバリー以来、美術品のように完璧な環境で保管されてきたこの個体は、総走行距離がわずか120マイル(約193km)未満という、新車同等の奇跡的なコンディションを維持しています。
電動化や電子制御が飛躍的に進化する現代において、風と一体になりながら純粋なドライビングプレジャーを追及したエルヴァは、二度と再現できない自動車工学の至宝として世界的な評価を高め続けています。
落札予想価格は120万ドルから150万ドル(約1億9500万円から2億4370万円)とされています。
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