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いまはSUV中心のラインナップでも ちょっと前まではミニバンがあった! 惜しくも消えた「マツダの3列シートミニバン」3選

続いては2018年まで販売されていた2台

●「ビアンテ」:独特なデザインで好き嫌いが分かれた

 ルーフ部分が電動で持ち上がる「オートフリートップ」を搭載したミニバン「ボンゴフレンディ」をマツダは1995年から2006年まで生産していました。

 2008年、その後継モデルとして登場したミドルサイズ ミニバンが「ビアンテ」です。

2008年に登場、2018年まで販売されたマツダ「ビアンテ」
2008年に登場、2018年まで販売されたマツダ「ビアンテ」

 当時は、トヨタ「ノア/ヴォクシー」、日産「セレナ」、ホンダ「ステップワゴン」など、ミドルサイズのミニバンが人気を集めていました。

 マツダもこの市場に参入すべく、英語の「アンビエント(Ambient:環境)」からの造語である車名を付けた「ビエント」を送り込んだのです。

 シルエットはライバル車と似たミニバンらしいものでしたが、ボディ全幅を1770mmとして3ナンバーサイズとして、クラストップの室内空間の広さを誇っていました。

 ヘッドランプがフェンダーからサイドウインドーにつながり、リアウインドーまで回り込むデザインが独特でした。

 多彩なシートアレンジやセンターメーターのトップマウントワイドメーターなど、インテリアも特徴的でした。

 エンジンは2リッターが基本で、2.3リッターも搭載され、またアイドリングストップも採用されました。

 2013年にはマイナーチェンジされ、SKYACTIVテクノロジーを採用したエンジンやATも搭載されました。

 ですが、独特のデザインは好き嫌いが分かれ、ライバル車ほど販売台数が伸びなかったことから、2018年に販売を終了しました。

 このとき、マツダはミニバン市場からの撤退を表明し、後継車は3列シートSUVの「CX-8」になりました。

 そのCX-8も2023年には生産を終了し、現在はCX-80が後継車種となっています。

●「プレマシー」:コンパクトミニバンとして人気を集めた

 1999年、マツダはファミリアをベースとしたコンパクトミニバン「プレマシー」を発表しました。

1999年に登場したマツダ初代「プレマシー」
1999年に登場したマツダ初代「プレマシー」

 その車名は、英語の「シュープレマシー(Supremacy:至高)」に由来しています。

 全長は4.3mほどのコンパクトなサイズで、全幅も1.7mを切る5ナンバーサイズにおさまっていました。

 リアサイドドアはスイング式で、2-3-2の7人乗りと、3列目シートを廃した5人乗りが設定されていました。

 また、日本フォードには「フォード イクシオン」としてOEM供給されました。

 ミニバンというよりは7シーターワゴンといったスタイルでしたが、使い勝手の良さとデザインで人気を集めました。

 プレマシーは2005年に2代目にフルモデルチェンジされ、全幅を拡げて3ナンバーサイズになりました。

 リアサイドドアもスライド式となり、コンパクトミニバンらしいスタイルとなりました。

 2列目シートにはアレンジが多彩な「カラクリシート」を採用し、使い勝手の高さが評判になりました。

 ミニバンながらマツダらしい走りの良さも、人気を集めました。

 2010年にプレマシーは3代目にフルモデルチェンジされました。

 スタイリングは2代目を進化させたものですが、当時のマツダのデザインコンセプト「NAGARE(流れ)」を採用しました。

 ボディサイドのプレスラインなどが独特で、なかなかエレガントなデザインでした。

 3代目プレマシーは、日産に「ラフェスタ」としてOEM供給されました。

2010年にフルモデルチェンジされた3代目「プレマシー」。2018年まで販売された
2010年にフルモデルチェンジされた3代目「プレマシー」。2018年まで販売された

 エンジンは2リッターのみでしたが、マイナーチェンジ後はSKYACTIV テクノロジーを採用したエンジンやトランスミッションも搭載されました。

 ミニバンながらハンドリングの良さなど、走る楽しさは他のマツダ製ミニバンと共通なものがありました。

 ですが、ライバルメーカーのミニバンほど販売台数を伸ばすことができず、マツダはミニバン市場からの撤退を決定し、プレマシーは前述のビアンテとともに2018年に販売を終了しました。

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