最高時速458キロの“世界最速のオープンカー”が早くもオークションに登場 走行わずか520キロ 1600馬力のモンスター ブガッティ「ミストラル」の脅威の予想価格とは
世界限定99台のハイパーカー
フランスの至高のハイパーカーブランドであるブガッティが、ブランドの代名詞として時代を定義してきた伝説的な8リッターW16気筒クアッドターボエンジンの終焉を飾る記念碑的ロードスターとして発表したのが、2025年式のブガッティ「ミストラル(W16 Mistral)」です。
「シロン」をベースにしながらも、クーペの単なるオープン版ではなく、伝説の名車「タイプ57 ロードスター・グラン・レイド」から着想を得て完全新規デザインのロードスターとして仕立て上げられました。
世界限定わずか99台のみが生産されたこの超稀少なハイパーカーが、RMサザビーズが開催する注目のモントレー・オークション(ロット番号:v0002)に出品される予定で、世界中のスーパーカー・コレクターたちから熱い視線を集めています。

このモデルの最大の特徴であり、歴史的な価値を決定づけているのは、リアのミッドシップに鎮座するモンスターパワーユニットです。
「シロン スーパースポーツ 300+」譲りの8リッターW16クアッドターボエンジンは、最高出力1600馬力、最大トルク1600Nmという途方もないスペックを発揮。7速デュアルクラッチトランスミッションと高度な4輪駆動(AWD)システムを介して路面へと伝達され、世界最速のオープンロードスターを目指して開発されました。
ルーフを全廃した開放感あふれるコクピットの背後には、乗員の後頭部付近に迫るように専用設計されたインテークダクトが配置されており、W16エンジンが大量の空気を吸い込む官能的な吸気音とターボの作動音をダイレクトに堪能することができます。
パワーを受け止めるシャシ構成も世界最高峰です。超高剛性なカーボンファイバー製モノコック構造を採用し、ルーフがない状態でもクーペと同等の高い構造剛性を確保しました。
さらに、車体姿勢を最適にコントロールするアクティブ・エアロダイナミクスや、専用チューニングが施されたサベンション、極限の制動力を発揮する大径カーボンセラミックブレーキが組み合わされ、超高速域であっても吸い付くようなロードホールディングと抜群の安定性を提供します。フロントの縦型4連LEDヘッドライトや、リアの「X」字型テールランプなど、空力性能とデザイン美が見事に融合したスタイリングは一目でミストラルと分かる強烈なオーラを放ちます。

今回オークションに出品される個体は、ブガッティのビスポーク部門「シュール・ムジュール」プログラムをフルに活用して仕立てられた、世界に2つとない芸術的な仕様が魅力です。
デリバリーされて間もない極上のコンディションを保っており、走行距離も納車後の走行を思わせないわずかな走行にとどまっています。インテリアには最高級の本革と質感高いアルカンターラ、そして軽量なカーボンファイバーが贅沢にあしらわれ、ブガッティの伝統である職人技とハイテクが完璧に調和したラグジュアリーな空間が広がっています。
電動化へと完全に舵を切る現代の自動車業界において、純粋な大排気量マルチシリンダーエンジンの頂点として君臨するW16エンジン。その最後を飾るミストラルは、二度と生まれることのない自動車工学の至高の金字塔として世界中でその価値を高め続けています。
気になる落札予想価格は750万ドルから950万ドル(日本円で約12億1855万円から15億4350万円)とされています。
VAGUEからのオススメ
海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】