知る人ぞ知る“冷たい温泉”があった!? 源泉温度が極端に低い「冷鉱泉」で真夏でもひんやり気持ちいい 独自の入浴方法を楽しめる「温泉宿」3選
最後は湯の色が五色に変化するという長野県の温泉
●長野県「五色温泉」
最後に取り上げるのは、長野県に位置する「五色温泉」です。
五色温泉は、その日の天候や季節の気温変化によって湯の色が五色に変化するという、特異な性質を持つ温泉です。
源泉自体は無色透明ですが、外気の温度などの条件によって乳白色やコバルトブルー、墨色、クリーム色、濃緑色など、様々な色彩に変化することが確認されています。
泉質は含硫黄‐ナトリウム・カルシウム‐硫酸塩・塩化物温泉となっており、pH値は6.9を記録しています。
源泉の温度は60.9度の自噴泉であり、毎分40リットルの湧出量を持っています。
さらに、86度のラジウムを含有する硫化水素泉も利用されており、これらはすべて源泉かけ流しで提供されています。

温泉の効能としては、慢性関節リウマチや神経痛、皮膚病、高血圧症、糖尿病などのほか、痛風や動脈硬化症、肥満症など幅広い症状への効果が挙げられています。
源泉かけ流しで提供される湯には成分が濃く堆積しており、浴槽や湯の表面に白濁の湯膜が現れることがあります。
この湯膜は温泉の成分が石化したものであり、本物の温泉であることの証として認識されています。
施設は古くから「ランプの宿」として親しまれた山間の一軒宿であり、現在でも素朴な湯船がそのまま保存されています。
谷川のせせらぎを聞きながら、午前6時から10時、および午後3時から11時までの利用時間内に、静かな山間で湯に浸かる時間を過ごすことができます。
※ ※ ※
日本全国には、一般的な温泉の枠に収まらない独特な源泉を持つ施設が多数存在しています。
極端に温度が低い冷鉱泉での温冷交互浴や、体温に近いぬる湯での長時間の入浴、さらに自然現象によって色が変化する温泉など、その特徴は多岐にわたります。
健康や癒しを目的としてこれらの源泉かけ流しの湯を利用することは、日常の疲労を回復させる上で非常に有意義なものといえそうです。
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