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落札予想は10億円超え 最後のW16エンジンを搭載したスーパーカーがオークションに登場 限定99台は発表を待たずに完売したブガッティ「W16ミストラル」とは

走行距離はわずか1049kmの極上個体 落札予想は800万ドルから1000万ドル

 ハイパーカーの歴史において一時代を築いたブガッティの象徴がW16エンジンです。

 その最後を飾る伝説的なオープンモデル、2025年式ブガッティ「W16 ミストラル(Bugatti W16 Mistral)」が、2026年8月に開催されるブロードアローオークション主催の「ザ・クエイルオークション2026」に出品されることが決定し、世界中のコレクターや自動車ファンの間で大きな話題を呼んでいます。

 推定落札価格は800万ドルから1000万ドル(日本円で約12億〜15億円規模)と提示されており、近年のオークション市場における屈指の目玉車両として注目を集めています。

 W16 ミストラルは、世界限定わずか99台のみが生産された極めて希少なハイパーカーです。

「ヴェイロン」や「シロン」で自動車界の頂点に君臨してきた8リッターW16クワッドターボエンジンの集大成として誕生し、最高出力は実に1578馬力、最大トルクは1600Nmを誇ります。

 ルーフレスのオープンモデルでありながら、最高速度420km/h以上を標榜、0−62mph(約100km/h)加速は2.4秒と、「世界最速のロードスター」を目指して徹底的にチューニングされたモンスターマシンとなっています。

オークションに出品予定の2025年式ブガッティ「W16ミストラル」(c)2026 BROAD ARROW Auctions
オークションに出品予定の2025年式ブガッティ「W16ミストラル」(c)2026 BROAD ARROW Auctions

 デザイン面においても、過去の名車へのオマージュと最先端の空力技術が見事に融合しています。

 1934年式の「タイプ57 ロードスター グランドレイド」からインスピレーションを得たスタイリングは、エレガントでありながら圧倒的な威厳を放ちます。

 ルーフを排した美しいシルエットに加え、乗員のヘッドレスト後方に配置されたエンジン吸気用のデュアルエアインテークや、特徴的なX字型リアライトなど、機能美と芸術性が高い次元で昇華されています。インテリアも上質なレザーやカーボンファイバー、削り出しのアルミニウムパーツで構成されており、まさに「動く芸術品」と呼ぶにふさわしい仕上がりです。

 W16エンジン時代の完全なる幕引きを象徴するミストラルは、新車発表当時から瞬く間に完売した経緯があります。そのため、二次市場やオークションに姿を現すこと自体が極めて異例であり、今回の出品は世界のコレクターにとって千載一遇の好機と言えます。

オークションに出品予定の2025年式ブガッティ「W16ミストラル」(c)2026 BROAD ARROW Auctions
オークションに出品予定の2025年式ブガッティ「W16ミストラル」(c)2026 BROAD ARROW Auctions

 走行距離はわずか652マイル(1049km)。内外装ともに徹底的にカスタマイズされている個体で、約65万ドル相当のカスタマイズ費用がかかったといわれています。

 自動車史における歴史的価値と圧倒的なプレミアム感から、予想落札価格を上回る熾烈な競り合いが繰り広げられる期待も高まっています。

 内燃機関の金字塔を打ち立てたW16の鼓動と、洗練されたオープンエア・モータリングの融合。歴史的価値を兼ね備えたこの2025年式ブガッティW16ミストラルが、オークション当日にどのような記録を打ち立てるのか、世界中から熱い視線が注がれています。

Gallery 【画像】超カッコいいし超貴重! 2025年式ブガッティ「W16ミストラル」を見る(27枚)
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