現存する中でも一番の“美フェラーリ”!? 走行わずか515キロの極上「F40」がオークションに登場 気になる予想価格とは
生産台数1315台のF40の中でも“もっとも低走行”な1台
2026年8月に開催されるモントレー・カーウィークの目玉となるRMサザビーズ主催「モントレーオークション2026」において、1991年式フェラーリ「F40」が出品される予定です。
どんな個体なのでしょうか。
フェラーリ創設40周年を記念して制作された「F40」は、創業者エンツォ・フェラーリ氏が自ら指揮を執り、その見届けとなった最後のロードカーとして、自動車史にその名を深く刻んでいます。
1987年に発表されたこのマシンは、極限まで無駄を削ぎ落としたレーシングカー並みの設計と、公道を走る市販車としての圧倒的なスペックを兼ね備え、世界中の自動車ファンの心を掴んで離しません。
今回紹介する1991年製のF40(シャシ番号:90299)は、その輝かしい系譜を現代に伝える至高の1台です。
本車両は、欧州仕様として生産された、もっとも純粋なF40の姿を留める貴重な個体です。

ボディカラーにはフェラーリを象徴する鮮やかな「ロッソ・コルサ(Rosso Corsa)」が施され、インテリアにはスパルタンな走りを象徴するレッドの布製シートが備えられています。
生産台数がわずか1315台とされるF40の中でも、後期の改良や北米向け規制等の影響を受けていないオリジナルに近い構成は、コレクターの間でも極めて高い評価を受けています。
F40の心臓部には、2.9リッターのV型8気筒DOHCツインターボエンジンが搭載されています。
最高出力478馬力を発揮するこのパワートレインは、炭素繊維(カーボンファイバー)やケブラーを多用して極限まで軽量化された車体(乾燥重量約1100kg)と組み合わされることで、0-100km/h加速3.8秒、最高速度324km/hという、当時としては群を抜くパフォーマンスを実現しました。
電子制御システムが主流となる前の時代ならではの、ダイレクトでダイナミックな操縦感は、まさにドライバーの腕が試される本物のスポーツカーと言えます。
この1991年製の個体が持つ最大の価値であり、最大の特徴と言えるのが、その驚異的な走行距離の短さです。
製造から30年以上が経過しているにもかかわらず、オドメーターが示す走行距離はわずか320マイル(約515km)に過ぎません。
まるでタイムカプセルから飛び出したかのような極上のコンディションを保っており、定期的なメンテナンスや厳重な保管環境によって、エンジンやシャシーのコンディションも完璧な状態が維持されています。
また、本車両には新車当時のオリジナルマニュアルや整備記録簿、ツールキットなど、コレクターにとって非常に重要な付属品も揃っています。さらに、フェラーリ公式のクラシケ認定(Ferrari Classiche)を取得しており、マッチングナンバー(オリジナルエンジンおよびトランスミッションの保持)であることが証明されています。これは、本車両が真の歴史的価値を持つ「純粋なフェラーリ」であることを担保する最高の証です。
時代を超えて燦然と輝き続けるフェラーリF40。その研ぎ澄まされたスタイルと圧倒的なパフォーマンス、そして「わずか320マイル」という奇跡的な低走行距離が生み出す希少性は、登場から月日が流れた現在でも色褪せることがありません。
落札予想金額(エスティメート)は280万ドル〜320万ドル(日本円で約4億2000万〜4億8000万円)と見込まれています。
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