都心からアクセス抜群の癒し旅! 箱根エリアで外せない独自の泉質と歴史的な名所を併せ持つ 週末に行きたい「温泉地」3選
芦ノ湖から仙石原まで、固有の歴史と自然環境を持つ箱根の温泉地
日本全国に有名な温泉地は数多く存在しますが、なかでも箱根エリアの温泉地は、それぞれが固有の歴史的背景と独自の自然環境を持っています。
今回は、豊かな自然と歴史的な名所を同時に楽しむことができる箱根の温泉地を3か所取り上げます。
●神奈川県「芦ノ湖温泉」
まず紹介するのは、神奈川県足柄下郡の「芦ノ湖温泉」です。
芦ノ湖温泉は、1966年に湯の花沢温泉から湯を引いて生まれた比較的新しい温泉地です。
この地域は、約40万年前に箱根火山のカルデラに形成された芦ノ湖と、遠方に望む富士山という2つの自然景観を同時に楽しむことができる環境が整えられています。
周辺には東海道の交通の要所であった箱根関所や、源頼朝らの信仰を集めた箱根神社、さらには江戸時代初期に整備された箱根旧街道の杉並木や石畳といった史跡が点在しています。
また、箱根旧街道沿いには創業から400年続く甘酒茶屋があり、自家製の米麹で作られたノンアルコールの甘酒が提供されています。
この茶屋は茅葺き屋根の建物を使用しており、昔ながらの施設形態を保っています。

芦ノ湖では古くから漁業が行われており、毎年10月1日にワカサギ漁が解禁されると、初漁の魚を箱根神社に奉納し、宮内庁に献上する習慣があります。
ワカサギを漢字で公魚と表記するのは、この献上の歴史に由来するとされています。
さらに、芦ノ湖温泉では年間を通じて多数のイベントが実施されています。
夏期の7月31日には箱根神社の宵宮祭として湖水まつりが開催されており、湖上に三千余の灯籠が浮かべられるとともに、花火が打ち上げられます。
続く8月5日には鳥居焼まつりが行われ、冬期にも箱根駅伝や節分祭といった行事が定着しています。
この温泉地の泉質は単純温泉および単純硫黄温泉であり、70度から80度の源泉が毎分800リットルから900リットルの量で湧出しています。
アクセスは、箱根湯本駅から元箱根や箱根町行きのバスを利用し、元箱根停留所で下車する経路となっています。
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