「えっ、まるで地球の中を探検しているみたい!?」夏でもひんやり涼しい異世界へ 関東近辺で“地下の絶景”を味わえる 週末に行きたい「鍾乳洞」3選
年間を通じて一定の気温が保たれた関東近郊の鍾乳洞3施設
日本全国には避暑を目的として訪れることができる自然豊かな地域が数多く存在しますが、地形そのものが特有の環境を作り出している鍾乳洞もそのひとつとして挙げられます。
鍾乳洞の内部は外部の気温に左右されにくく、年間を通じて一定の気温が保たれていることから、夏場に涼をとるための場所として利用されることがあります。
今回は、関東近郊に位置し、それぞれ異なる地質学的な成り立ちや歴史的な背景を持つ鍾乳洞を3か所取り上げます。
●東京都「日原鍾乳洞」
まず取り上げるのは、東京都西多摩郡奥多摩町にある「日原鍾乳洞」です。
日原鍾乳洞は日原川の支流である小川谷に位置しており、かつては山岳信仰の対象として扱われていたという歴史を持っています。

洞内の気温は年間を通じて約11度に保たれており、夏季には外部との気温差によって涼しさを体感することが可能です。
内部には、白衣観音やガマ岩、天井知らずといった名称が付けられた多様な形状の岩が存在しており、これらは長年にわたる自然の作用によって形成されたものです。
とくに新洞と呼ばれるエリアには、長い年月を経て成長した石筍や石柱が林立しています。
つらら状に垂れ下がる鍾乳石は3cm成長するのに約200年、上に向かって成長する石筍は約400年の年月を要するとされています。
洞内には見学通路が整備されており、洞内を1周するための所要時間は約40分となっています。
また、平成8年には内部に水琴窟が設置されており、水滴が反響する音を観察することが可能です。
料金設定は、大人が900円、中学生が700円、小学生が600円となっています。
営業時間は4月から11月までは9時から17時まで、12月から3月までは16時30分までと定められており、年末年始の一部を除いて年間を通して営業が行われています。
●群馬県「不二洞」
続いて取り上げるのは、群馬県多野郡上野村に位置する「不二洞」です。
この鍾乳洞は全長が約2.2kmに及び、関東において最大級の規模を有しています。

現在も全貌は完全に解明されておらず、1992年にも新たな支洞が発見された記録が存在します。
洞窟の発見は約1200年前にさかのぼり、当時は周辺に猿が集まっていたことから庚申の穴や猿の穴と呼ばれていました。
その後、約400年前に藤原山吉祥寺の僧である安宗が探検に成功し、内部の各所に仏教にちなんだ名称が付けられました。
さらに約200年前に近隣で疫病が流行した際には、経文を洞窟に納めて祈願し、これを機に現在の不二洞という名称に改められたという経緯があります。
こちらの洞内も年間を通じて約10度に保たれており、天候を問わず内部を観察することが可能です。
現在は見学のためにLED照明が設置されており、1周あたりの所要時間は約40分となっています。
料金は、大人が800円、小学生が500円、幼児が200円に設定されています。
周辺にはバーベキューやキャンプが可能なコテージや、天然温泉を備えた宿泊施設が存在しており、宿泊者を対象とした入場料の割引制度も設けられています。
アクセスについては、クルマを利用する場合、関越自動車道の本庄児玉インターチェンジから約90分、上信越自動車道の下仁田インターチェンジからは約40分の距離にあります。
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