ただ浸かるだけじゃ物足りない! 砂に埋もれて温まったり、川底から噴き出る砂に驚いたり 新感覚の“変わった入浴方法”が体験できる「温泉地」3選
最後は「砂湯」がシンボルとなっている岡山県の温泉地
●岡山県「湯原温泉」
最後に紹介するのは、岡山県真庭市に位置する「湯原(ゆばら)温泉」です。

湯原温泉は、巨大な湯原ダムの直下から旭川に沿って広がる温泉街であり、川沿いに自然と一体になった景観を持っています。
この温泉地の象徴となっているのが、旭川の河原に湧く天然の露天風呂である「砂湯(すなゆ)」です。
砂湯は、川底の砂を噴き上げながら源泉が自然湧出していることからその名前が付けられており、露天風呂番付では西の横綱と称されています。
砂噴き湯として親しまれるこの施設は、24時間いつでも無料で利用できる混浴の露天風呂であり、長年にわたって地元の人々の手によって大切に管理されてきました。
泉質はpH9.4の低張性アルカリ高温泉で、肌触りがやわらかく美肌の湯として知られています。
湯船にはそれぞれ「美人の湯」「子宝の湯」「長寿の湯」といった名称が付けられており、地域の大切な資源としてマナーを守って譲り合いながら入浴することが求められています。
ダムの巨大な壁面と川のせせらぎに挟まれたロケーションのなかで、四季折々の自然の景色を眺めながら源泉かけ流しの湯に浸かることが可能です。

また、温泉街には寄り添い橋などの散策スポットがあり、歴史ある旅籠や洋風の温泉宿、さらには愛犬と泊まれる宿など、多様な宿泊施設が立ち並んでいます。
それぞれが独自の体験を提供しており、日帰り入浴だけでなく宿泊してゆっくりと過ごす旅行者にも適した環境が整備されています。
※ ※ ※
日本全国に点在する温泉地には、それぞれの自然環境や地熱の特性を活かした多様な入浴文化が根付いています。
砂の重みや温かさを体感したり、薬草の香りが漂う蒸気に包まれたり、川底から直接湧き出る天然の湯を楽しんだりすることで、通常の入浴とは異なる体験をすることが可能です。
旅行を計画する際には、このような特徴的な入浴方法を持つ温泉地を目的地として検討することもひとつの選択肢となります。
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