「えっ、国指定の重要文化財の中でお風呂!?」日本の文化ってやっぱりイイ…伝統建築に浸り、歴史を紡ぐ名湯を楽しめる「温泉施設」3選
最後は約3000年の歴史を誇る道後温泉のシンボル
●道後温泉「道後温泉本館」
最後は、愛媛県松山市の道後温泉にある「道後温泉本館」です。
道後温泉は約3000年の歴史を持つとされ、その象徴的な存在が道後温泉本館です。明治27年に改築された木造三層楼の建物で、平成6年には公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定されました。

建物の屋上には「振鷺閣」が設けられ、1日に3回打ち鳴らされる刻太鼓も道後温泉を象徴する存在です。平成31年から行われていた大規模な保存修理工事は令和6年12月に完了し、歴史的な建物を次の世代へ引き継ぐための整備が行われました。
温泉はアルカリ性単純泉で、きめ細やかでなめらかな湯が特徴です。18本の源泉から湯を汲み上げてブレンドし、約42度に調整。加温や加水を行わない源泉かけ流しで利用されています。
館内には「神の湯」「霊の湯」といった浴室があり、さらに日本で唯一の皇室専用の湯殿とされる「又新殿」も観覧できます。なお、道後温泉本館は公衆浴場のため宿泊設備はなく、日帰りで利用する施設です。
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今回取り上げた3つの施設は、それぞれ異なる時代や背景のもとに建てられ、現在も入浴施設として機能し続けています。
いずれの施設においても、重要文化財に指定された空間のなかで、その土地ごとの特徴ある温泉を楽しむことが可能です。
建物の維持保存の取り組みが進められるなか、こうした施設を訪れることは、日本の建築の歴史と温泉文化の双方に触れる機会となります。
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