アジアとヨーロッパが交差する街 イスタンブールへ 世界遺産を歩いてわかった その奥深い魅力とは
トルコで22ある世界遺産のひとつが「イスタンブール歴史地域」
いま、世界中の観光客が訪れる人気の国がトルコです。
2024年の世界の訪問者数ランキングでは、なんと4位。1位のフランス、2位スペイン、3位のアメリカに次ぐ人気ぶりを示しています。

トルコ共和国大使館・文化観光局によると、昨年2025年、トルコを訪れた人は6394万人と過去最高を記録。ただ今年上半期に関しては、中東地域の緊張が観光需要に影響を及ぼしているようですが、それでも海外からの訪問者数は2580万人。観光収入は258億米ドルと昨年同期比で同水準にまで達しています。
また日本からの訪問者数も増えているといいます。コロナ禍で一時は激減した日本人訪問者数ですが、2025年には16万人以上を記録しました。これはコロナ前の水準を回復し、2024年と比較すると約20%増。たしかにインスタでも、カッパドキアの熱気球のストーリーが上がっているのを目にする機会も多くなりました。
そんなトルコの魅力を象徴する都市が、人口1500万人を誇るトルコ最大、そしてヨーロッパでも最大級の街イスタンブールです。
そんな街をはじめて訪れたレポートです。

イスタンブールは、東京・成田空港から直行便で約12時間にあるトルコ北西部にある街。成田空港だけでなく、羽田空港、関西国際空港からも直行便が飛んでいます。
北の黒海、南のマルマラ海をつなぐボスポラス海峡を挟んで、東側はアジア、西側はヨーロッパとふたつの大陸にまたがるという、世界で唯一の都市になります。
そんな地理的にも重要な位置にある街であるため、昔から交通の要所としても発展し、その歴史は紀元前660年にまでさかのぼるとのこと。ツアーガイドのトルコの人いわく「道路工事や建設工事など行って地面を掘ると、必ず遺跡が出てくる」そう。笑いながら話していましたが、まんざら大げさでもなさそうです。
トルコ国内には現在、ユネスコの世界遺産が22件登録されていますが、そのひとつが「イスタンブール歴史地域」。1985年に世界文化遺産に登録され、ローマ帝国、ビザンツ帝国、そしてオスマン帝国の歴史を今に伝える貴重なエリアだといいます。
朝、ツアーバスでホテルを出発し、向かったのはその歴史地区。最初に「アヤソフィア」を訪れます。

アヤソフィアは巨大なモスクで、2020年までは博物館だったそうです。成り立ちは古く、現在の建物は東ローマ帝国時代の6世紀に作られたものとのこと。当時はキリスト教の大聖堂として建設され、その後1453年にイスラム教のモスクに改宗、後に1934年になり宗教施設から博物館に転換され、近年またモスクへ回帰したという、長くて複雑な歴史を持っています。
現役のモスクであるため、入場するには男性も女性も短パンやタンクトップ、ダメージジーンズやミニスカートはNG。また女性はストールなどスカーフ類で頭髪を隠す必要があります。

面白いのは、キリスト教会時代のモザイク画がいまでも残っていること。これはイスラム教のモスクとなった15世紀、モザイク画を破壊するのではなく上から漆喰で塗りつぶしていたことに由来します。これにより、偶然にも9世紀から13世紀ごろの貴重なモザイク画が現代まで保存されることになりました。
イスタンブールに行く前に、事前にいろいろと勉強はしていったのですが、いやいや、これは実際に目にしないとわからない感動でした。
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