累計台数800万超えのVW“ベストセラーSUV”が電動化 フォルクスワーゲン新型「ID.ティグアン」世界初公開 欧州でまもなく先行販売開始 海外ファンの反響を集めてみた
ドイツでの価格は4万2695ユーロ(約740万円)から
独フォルクスワーゲンAGは2026年10月9日、電気自動車(EV)の新型「ID.ティグアン」を世界初公開しました。
発表されたこの新型モデルは、既存のエンジン車を電動化しただけの派生モデルではありません。
これまで「ID.4」「ID.5」が担ってきた電動SUVの役割を引き継ぎ、フォルクスワーゲンの新たな主力モデルを目指します。欧州では2027年初頭の発売が予定されています。

ティグアンの歴史が始まったのは2007年です。コンパクトSUVとして登場した初代モデルは、乗用車の扱いやすさとSUVならではの実用性を両立。幅広いユーザーから支持を集め、フォルクスワーゲンを代表する世界戦略車へと成長しました。
2016年には2代目へと進化し、室内空間や走行性能、安全装備などを強化。さらに2023年には3代目が発表され、ガソリン、ディーゼルに加えてプラグインハイブリッドなど、電動化技術も取り入れてきました。
フォルクスワーゲンによれば、ティグアンはこれまでに累計830万台以上が生産された人気モデルです。今回、その名を純電動SUVにも引き継ぐことで、長年築いてきたブランド力をEV市場でも生かそうとしています。
新型ID.ティグアンは、従来のID.4とID.5を引き継ぐモデルとして開発されました。フォルクスワーゲンの新しいデザイン言語「Pure Positive」を採用し、従来のクロスオーバー的な柔らかなスタイルから、力強さを強調したSUVらしいフォルムへと転換。上級クラスのモデルを思わせる存在感を目指しています。
新型ID.ティグアンのボディサイズは全長4618mm✕全幅1855mm✕全高1619mm、ホイールベースは2765mmとなっています。
パワートレインは3種類を設定。ベースモデルは最高出力140kW(190馬力)の後輪駆動で、58kWhのバッテリーを搭載します。
上位の後輪駆動モデルは210kW(286馬力)、77kWhのバッテリーを採用。さらに、220kW(299馬力)の最高出力を発揮する四輪駆動の「4MOTION」も用意されます。
航続距離はWLTPモードで最大600km。バッテリー容量に応じて最大1800〜2000kgのけん引能力を備え、荷室容量は後席使用時で最大534リッターです。フロント部分には32リッターの収納スペースも設けられ、EVでありながら日常の買い物から長距離旅行まで幅広く対応できる実用性を追求しています。
ドイツを含む欧州の多くの国では2026年10月13日に先行受注を開始。価格は4万2695ユーロ(約740万円。ドイツの付加価値税VAT19%込)からとなります。
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