VAGUE(ヴァーグ)

公道でトヨタ新型「GR GT」を目撃! 超ロー&ワイドな“走行姿”がSNSで拡散!! 650馬力以上のV8ハイブリッド搭載で2027年ごろ発売へ

650馬力以上のV8ハイブリッド搭載! 2027年ごろの発売を目指して開発中

 そんな新型「GR GT」の最大の注目ポイントは、新開発のパワートレインです。

 フロントに搭載されるのは、4リッターのV型8気筒ツインターボエンジン。これに1基のモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用しています。

 システム最高出力は650ps(約478kW)以上、最大トルクは850Nm以上を目標としており、最高速度についても320km/h以上を目指して開発が進められています。これらはプロトタイプの開発目標値ですが、実現すれば、トヨタの歴代ロードカーの中でも屈指の高性能モデルとなります。

 駆動方式はFR(フロントエンジン/リアドライブ)で、トランスミッションには新開発の8速ATを採用。特徴的なのは、エンジンを車体前方に搭載しながら、トランスミッションやモーターを車体後方に配置するトランスアクスル方式を採用していることです。

 これにより、前後重量配分は45:55を実現。大排気量エンジンを搭載するFRスポーツカーでありながら、優れた旋回性能と扱いやすさを追求しています。

 また、エンジンにはドライサンプ方式を採用。潤滑に必要なオイルを別のタンクに蓄えることでエンジン下部のオイルパンを薄くし、搭載位置を下げられるようにしています。こうした工夫が、全高1195mmという極端に低いボディを実現する要素のひとつになっています。

トヨタ「GR GT」
トヨタ「GR GT」

 さらに「GR GT」は、トヨタの市販車として初めてオールアルミニウム骨格を採用しています。ボディパネルにはカーボンファイバー強化樹脂(CFRP)などを使用し、車両重量1750kg以下を開発目標に設定。高いボディ剛性と軽量化の両立を図っています。

 エクステリアデザインについても、これまでとは異なる開発手法が採用されています。一般的に、クルマの開発時はエクステリアのデザインを決めてから空力性能を検討します。しかし「GR GT」では、先に空力性能の理想像を定め、その形状をもとにデザインを仕上げるという手法を取り入れています。

 フロントの低いノーズやワイドなフェンダー、リアの空力パーツなどは、単に見た目の迫力を追求したものではなく、空気の流れや冷却性能も考慮して生み出されたものとなっています。

 足まわりには、前後ともに新設計のダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用。タイヤはミシュランの「パイロットスポーツ カップ2」で、フロント265/35ZR20、リア325/30ZR20というワイドなサイズが組み合わされます。

 ブレーキにはカーボンセラミックディスクを採用するなど、サーキット走行も視野に入れた本格的な仕様となっています。

 一方、「GR GT」の開発で重視されているのは、圧倒的な走行性能だけではありません。

 トヨタは、プロドライバーだけでなく一般のドライバーも扱いやすいクルマを目指し、ドライビングポジションや視界、操作系の配置まで細かく検討しているといいます。今回、公道で目撃された「GR GT」の姿は、まさにその開発思想を象徴する光景といえるでしょう。

 サーキットではレーシングカーに迫るパフォーマンスを発揮しながら、一般道ではドライバーが安心して運転できる……そんな二面性を備えたスーパースポーツカーを目指し、「GR GT」は各種テストで完成度を高めているのです。

 気になる市販化の時期について、トヨタは2027年ごろの発売を目指すと公式発表していますが、現時点で、正式な発売日や車両価格、最終的な市販仕様のスペックなどは明らかになっていません。しかし今回、日本の公道を走る姿がSNSに投稿されたことで、市販化を目指して開発が続けられている「GR GT」の姿が、改めて注目を集めることになりました。

 トヨタ「2000GT」やレクサス「LFA」から続くフラッグシップスポーツカーの系譜に、新たな1台が加わる日が近づいています。

Gallery 【画像】超ロー&ワイドなボディが迫力満点! 650馬力以上を目指すトヨタ新型「GR GT」を写真で見る(30枚以上)

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

前作超え感じさせる“ロケット級”の飛び実現へ! 新スリクソン「ZXi RKT」ドライバー4モデルの実力を試してみた【PR】

前作超え感じさせる“ロケット級”の飛び実現へ! 新スリクソン「ZXi RKT」ドライバー4モデルの実力を試してみた【PR】

RECOMMEND