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初代ホンダ「NSX」が35台限定で“転生”!? 名門ピニンファリーナが手がけた「テンセイ」世界初公開! 3.5リッターV6+6速MTの中身とは

初代「NSX」がイタリアで“転生”! ピニンファリーナが再構築したスーパーカー

 イタリアのJASモータースポーツ(JAS Motorsport)とピニンファリーナは2026年10月8日、ホンダの初代「NSX」をベースとした新しいスーパーカー「テンセイ(Tensei)」を世界初公開しました。

「テンセイ」は、1990年に登場した初代「NSX」をベースに、その車体構造やメカニズムを現代の技術で再構築したモデル。製作には初代「NSX」の車体が用いられ、オリジナルのアルミニウム製モノコックを補強するとともに、カーボンファイバー製のボディパネルを組み合わせています。

 車名は日本語の“転生”に由来し、伝説的なスポーツカーの思想を受け継ぎながら、新たな存在として生まれ変わらせるという開発理念が込められています。

 初代「NSX」といえば、軽量なオールアルミニウム製ボディにV型6気筒自然吸気エンジンをミッドシップ搭載した、日本を代表するスーパースポーツです。

 当時のスーパーカーは、卓越した性能を誇る一方、運転の難しさや日常での扱いにくさを伴うモデルが少なくありませんでした。これに対して「NSX」は、高い運動性能とともに優れた視界や快適性、扱いやすさを追求。ドライバーを中心に据えた設計思想によって、スーパーカーの新たな可能性を示しました。

 そんな「NSX」を現代に蘇らせるプロジェクトを主導したのが、イタリアのJASモータースポーツです。

 同社は長年にわたってホンダのモータースポーツ活動に携わり、レーシングカーの開発や製作などで実績を積み重ねてきた企業。今回の「テンセイ」は、その経験を生かして開発された同社初の高性能ロードカーです。

ホンダ初代「NSX」ベースの新しいスーパーカー「テンセイ」
ホンダ初代「NSX」ベースの新しいスーパーカー「テンセイ」

 そんな「テンセイ」のエクステリア/インテリアデザインを担当したのが、イタリアの名門カロッツェリア・ピニンファリーナ。実は、ピニンファリーナと「NSX」には深いつながりがあります。

 1984年、ホンダはピニンファリーナと共同で、ミッドシップスポーツカーのコンセプトモデル「HP-X(Honda Pininfarina eXperimental)」を開発。「トリノモーターショー」で公開された同車は、初代「NSX」にも影響を与えたモデルとして知られています。

 JASの「テンセイ」は、「NSX」誕生前からホンダのスポーツカー開発と関わってきたピニンファリーナが、40年以上の時を経て初代「NSX」を再解釈したモデルでもあるのです。

 新型「テンセイ」のエクステリアは、ひと目で「NSX」を想起させるシルエットを残しながら、より低く、ワイドで力強いスタイリングへと進化しています。

 フロントには、初代「NSX」のリトラクタブルヘッドライトを現代的に再解釈したデザインを採用。低く構えたノーズとシャープなラインによって、スーパーカーらしい精悍な表情をつくり出しています。

 サイドビューでは、ミッドシップスポーツカー特有のプロポーションを強調。大型のサイドエアインテークと、後輪を包み込むように張り出したリアフェンダーが特徴です。

 リアまわりにも初代「NSX」の面影が残されています。

 左右に広がるリアウイングをボディと一体化させるとともに、横方向の広がりを強調したリアコンビネーションランプを採用。初代のデザインを受け継ぎながら、現代的な造形へと進化させています。

ホンダ初代「NSX」ベースの新しいスーパーカー「テンセイ」
ホンダ初代「NSX」ベースの新しいスーパーカー「テンセイ」

 なおボディパネルの素材にはカーボンファイバーを使用。軽量化と高い剛性、空力性能を追求しています。

 さらに注目したいのは、「テンセイ」が単にエクステリアの変更だけにとどまらないことです。JASモータースポーツは、初代「NSX」をベースとしながら車体構造を大幅に見直し、ホイールベースやトレッド、前後のオーバーハングなどを再設計しています。

 その結果、初代「NSX」の特徴的なプロポーションを継承しつつ、より低くワイドなスタンスを実現。レーシングカーの開発で培った技術を取り入れ、現代のスーパーカーにふさわしいスタイリングと走行性能を追求しています。

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Gallery 【画像】初代「NSX」の面影が残る! 35台限定の新型スーパーカー「テンセイ」を写真で見る(25枚)

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