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国内販売期間はわずか2年!? “ハンターカブ”の名称で親しまれた43年前のホンダ「CT110」が米国オークションで落札 気になる現在の価値とは

トレッキングバイクの原点、4速デュアルレンジ搭載のCT110

 2026年10月、アメリカのオンラインオークションサイト「Bring a Trailer」にて、1983年式のホンダ「CT110」が登場しました。

 CT110は、日本国内において「ハンターカブ」の名称で親しまれたトレッキングバイクのグローバル市場向けモデルです。

 1981年にデビューしたこのモデルは、広大な自然を持つ北米やオーストラリア市場で高まっていた、牧場での実用やアウトドアレジャーにおける悪路走破性への需要に応える形で投入されました。

「トレイル110」という海外名が示す通り、タフな自然環境でのライディングを想定して開発されています。頑丈なアンダーフレームやアップマフラー、不整地での操縦性を高めた自動遠心クラッチなど、過酷な使用に耐える独自の機能が凝縮されているのが特徴です。

 日本国内では1981年から1983年という短い期間のみ正規販売されましたが、その圧倒的な実用性とタフな佇まいは、のちの「CT125 ハンターカブ」へと受け継がれる伝説的な系譜の礎となりました。

米国オンラインオークションに出品、落札された1983年式ホンダ「CT110」
米国オンラインオークションに出品、落札された1983年式ホンダ「CT110」

 今回出品された個体は、新車時から2021年までカリフォルニアの初代オーナーがワンオーナーで長年保管していた車両で、その後、2代目の現オーナーへと引き継がれました。

 外観については、モンツァレッドの車体色をベースに、マルチカラーのグラフィックを組み合わせたカラーリングが採用されています。

 車体にはブラックのビニール製ソロシートをはじめ、クローム仕上げの荷物用ラックや取り外し可能な補助燃料タンク、エンジンガードなどが装備されています。

 さらに、ツインミラーや街路灯、折りたたみ式のパッセンジャーフットペグ、センタースタンドとサイドスタンドも備えています。

 足まわりには17インチのワイヤースポークホイールを採用し、前後に幅2.75インチのヨコハマ製タイヤを装着。ブレーキは前後ともドラム式となっています。

 サスペンションについては、フロントにテレスコピックフォーク、リアにはプリロード調整が可能なデュアルショックが採用されています。

 ハンドルバーはクイックリリースクランプで固定されており、輸送や保管時には90度回転させることが可能です。

 ヘッドライト部分には時速60マイルまで刻まれたスピードメーターを配置。走行距離を示す5桁のオドメーターは約1120マイル(約1800km)を表示しており、そのうち約350マイル(約560km)を現在の所有者が走行しました。

 そして、搭載されるエンジンは排気量105ccのSOHC空冷4ストローク単気筒です。

 キックスターターや電子点火、スノーケルタイプのエアインテークを備えるほか、クロームのヒートシールドを備えたハイマウントタイプのエキゾーストシステムが採用されています。

 トランスミッションは副変速機を備えたデュアルレンジ4速で、オートマチッククラッチを組み合わせています。

米国オンラインオークションに出品、落札された1983年式ホンダ「CT110」
米国オンラインオークションに出品、落札された1983年式ホンダ「CT110」

 また、2026年8月には各部の整備が実施されており、キャブレターやブレーキシュー、フロントフォークシール、配線の一部を交換。あわせてエンジンオイルも交換されています。

 車両には出品者名義のカリフォルニア州のタイトルが付属し、最低落札価格が設定されない「ノーリザーブ」でオークションに出品されました。

 なお、今回のオークションでは4件の入札を集め、最終的に3500ドル(約55万円)で落札されました。

Gallery 【画像】タフで実用的な“小さな名車”! 43年前のホンダ「CT110」を写真で見る(16枚)

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