これまでにない大型窓や天窓が絶景をより身近に! 京都の人気“トロッコ列車”の新型が2027年春デビュー SNSに寄せられる期待と現行車を惜しむ声とは
外観・内装・シンボルグラフィックのデザインを監修
GKデザイン総研広島は2026年10月23日、デザイン監修を手がけた嵯峨野観光鉄道の新型トロッコ列車が、2027年3月1日にデビューすると発表しました。
1991年の開業以来、京都・嵯峨野や保津峡の景色を楽しめる観光列車として、国内外の観光客から親しまれてきた嵯峨野トロッコ。
今回登場する新型車両は、牽引車「DEC743形」と客車「SK1000系」で構成され、トロッコ列車ならではのパノラマ感や開放感を進化させながら、快適性や利便性も高めています。
デザインは、「保津峡の渓谷美」「ノスタルジックな旧山陰線の汽車旅」「嵯峨野・嵐山の洗練された『ひなび』風情」という、3つの要素を組み合わせた世界観がコンセプトです。

一般席では、周囲の景色をよりダイナミックに楽しめるよう、ガラスの高天井を採用。側面のガラスも足元まで広げられており、開放的な車内から沿線の風景を楽しめます。
また、柱や窓枠を黒色で仕上げることで、車窓から見える景色を際立たせています。座席や肘置き、床面には木質・木目素材を取り入れ、昔ながらの汽車旅を思わせる雰囲気に仕上げました。
さらに4号車の車端には、最大6人まで利用できる特別室「プレミアムキャビン『嵐峡(らんきょう)』」を設置。
室内中央には縁台をイメージした畳席を配置し、前面からの眺望も楽しめるつくりです。紅葉や桜、竹林など沿線の景色を表現した西陣織ののれんも設けられ、一般席とは異なる特別感を演出します。
外観は黒色を基調とし、貨車らしい力強さと「ひなび」感を表現。一方、従来車両で親しまれてきた赤色と黄色をアクセントとして取り入れ、嵯峨野トロッコらしさを受け継いでいます。
シンボルグラフィックには、保津川の流れや紅葉、桜、明治期のトンネルなど沿線を象徴するモチーフを採用。車両先頭部のエンブレム周辺には、嵐山の竹林をイメージした笹の葉の模様もあしらわれています。
なお、従来の車両は2026年12月29日の営業運転をもって引退する予定です。
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