スコーンにスパイス、ぶどうパンには3種のレーズン! 東日本橋「ビーバーブレッド」は“ひと捻り”が楽しい街のパン屋
問屋街にひっそり佇む人気ブーランジェリー
ファッションや生活雑貨などの問屋街、馬喰横山にある「BEAVER BREAD(ビーバーブレッド)」。住宅街や駅前ではない、ビルの立ち並ぶ一角にありながらも、常にお客さんが入れ替わり立ち替わりやってくる、人気のブーランジェリーです。

「当店が目指しているのは『街のパン屋さん』ですね。ここにパン屋さんを作ってから、近くに保育園ができたり、おしゃれな店ができたり、どんどん変化しているんですよ」と話すのは店長の金子さん。
これまでは問屋さんばかりだったところに、カフェやショップなど新しいお店ができるなどして、街として変化を遂げている最中なんだそう。
「街の一員として、皆様の生活の一部として、あえて馬喰横山に店を出したのが、ここで始めたきっかけです」。
店に入ってくるお客様を見ると、近くの会社で勤めているらしき人はもちろんですが、車などで来る、遠方からのお客様も結構います。
「昔からあるあんぱんやメロンパンなど、日本の定番のパンを販売しているんですけれど、あえて一捻りしているのが当店のパンの特徴ですね。メロンパンはあえて、カカオニブというカカオ豆を砕いた苦い粒々を入れたり、スコーンにスパイスを入れたり。初めて食べたお客様が驚かれて、たまにお問い合わせをいただくこともあるんですよ」。
ベーシックなパンから意外な楽しさがあるパンまでワクワク感がたまらない、BEAVER BREADのパンを紹介します!

毎朝焼きたてを買いにくる熱烈なファンも。「阿蘇自然豚のベーコン」
「バゲット生地をちょっと薄く伸ばし、ベーコンを 1枚丸ごと折り込んだ、余計な成形をせずに作っているものですね。これは朝イチで、まだベーコンがジュージューいっている状態で店頭に出しています。毎朝、開店20分前ぐらいからいつも並んでくださるお客様がいることもあり、その方のためにも、朝イチで作っているんですよ」。
大好きなパンのために朝から並ぶ常連さんに、それに応えるパン屋さん。地元の人たちに愛されているのがわかります。
「やっぱり、常連のお客様が本当に多いので、その方々の期待に応えられるよう、できることはやっています。朝と晩はほぼお客様の顔ぶれが一緒と言っていいくらい。近くに保育園ができたので、お迎えついでにパンを買っていかれる方も多いんですよ」。
子供の通う保育園の近くに美味しいパン屋さんがあったら、お迎え前後につい寄ってしまう気持ち、すごくわかります。

どんな料理や具材にも合いそうなオールマイティ感。「ふわもちベーグル」
「ベーグルは、一般的には茹でて作るむっちりとした食感のイメージがあると思いますが、厳密に言うとこれは食パン生地なので、ベーグルと言っていいのか、なんですが、食パン生地でベーグルの形に作ったもので、茹でずに焼いて作ったパンです。中にハチミツを練り込んでいるのと、焼く際にバターを乗せているので、ほんのりとした甘みがあります。そのままでも美味しいですが、ベーコンなどを挟んで食べるのもお勧めですよ」。
食べてみると、甘さはかなり控えめ。でもふっくらしていて、とても食べやすい、飽きのこない美味しさ。食事パンとして、シチューや肉料理と一緒に味わうのも良さそうです。

3種類の干し葡萄が中にぎっしり! ワインにも合う「ノアレザン」
「カンパーニュ生地で、中を割ると、クルミやレーズンがゴロゴロと入っています。レーズンはモハベレーズン、サルタナレーズン、マスカットレーズンの3種類が入っています。本当に具がいっぱい、ゴロゴロしている感じなんですよ」。
表に出ているレーズンを見ただけで、その含有量がわかります。贅沢にレーズンを使ったパン。ドライフルーツ好きにはたまりません。
「もちろんチーズを合わせていただいたりするのもいいですが、これだけでもワインのおつまみになるかと思いますよ」。
確かに、ワインなどお酒に合いそう! 生ハムやチーズも一緒に用意したくなります。

茹でたてジャガイモとバター、そして沖縄産のスパイス!?「じゃがバター」
「毎日茹でたてのじゃがいもをスライスしたものが中にごろっと入っていて、最後のトッピングに沖縄産の『ピパーチ』と言うスパイスをふりかけています。コショウ程度の辛味と、スパイシー感でじゃがいもによく合うんですよ。焼く前にバターを乗せています。パン自体はとても歯切れが良くて、飽きのこない美味しさです」。
店長の金子さんも、個人的に大好きで、自分でも買ってしまうというじゃがバター。中の人がハマるパンなら、美味しさ間違いなし、ですね。
後味が爽やかなのに衝撃!「スパイシーキャラメルナッツスコーン」
「生地の中にキャラメル味のアーモンドを砕いたものを練り込んでいて、同時にブラックペッパーとカイエンペッパーなどスパイスを練り込んでいます。食感は意外とふわっとしているんですよ」。
スコーンなのにスパイシーな後味なんて、他では食べたことのない組み合わせ!
「味というより、香りがスパイシーですね。後から清涼感が追いかけてくる感覚です」。
食べてみると、確かに辛さというより後からふわっとスパイスの香りがやってくる! すっきりとした後味で、ストレートの紅茶との相性がとってもいい。スコーンで爽やかさを感じるなんて、今までになかった経験です。
これからの目標を聞くと、「今後は、デニッシュを提供していきたいですね。実は70種類ほどある中で、デニッシュはないんですよ。さらに種類が増えちゃいますね」。
王道のあんぱんやメロンパンから、ソフト系、ハード系など様々なパンが並ぶBEAVER BREAD。パンだけではありません。
「会計のカウンターの近くに焼き菓子も置いてあるので、ぜひ一度手に取って欲しいですね。以前、クッキー缶を販売したことがあったので、今後定期的にクッキー缶を出せれば」。
スコーンにスパイス、じゃがバターパンにピパーチをアクセントにするこの店だからこそ、クッキーにだってきっと他にはない組み合わせや一味違う何かがありそう。
3坪ほどの小さなお店ですが、その一つ一つのパンに喜びと驚きが感じられる、唯一無二のお店でした!
店舗情報
「BEAVER BREAD」
住:東京都中央区東日本橋3-4-3
TEL:03-6661-7145
営:8:00〜19:00、土日祝8:00〜18:00
休:月・火曜
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