赤×黒カラーが懐かしい! 37年前に登場した“ミドルマルチの開拓者”カワサキ「ニンジャ 600R」を米国オークションで発見 令和での価値とは
整備履歴が残るレストアベース車両とオークションの結果
今回出品された個体は、アメリカのミネソタ州で新車として販売された1989年式のモデルです。
長年にわたって駐車されたまま保管されていましたが、2022年に現在の出品者によって取得されました。

外観デザインについては、ブラックの車体色をベースに、赤いストライプが施されたカラーリングが採用されています。
マフラーには、左右の2本出しとなる4-into-2エキゾーストシステムが採用されており、当時のスポーツモデルにおける標準的なシルエットを形成しています。
タイヤはブリヂストン製が選択されており、製造年は2021年を示すコードが確認されています。
また、計器類は、時速160マイルまで刻まれたスピードメーター、燃料計、そしてレッドゾーンが1万1000回転から始まるタコメーターが配置されています。
走行距離を示す5桁のオドメーターは1万1000マイルを表示しており、そのうち約50マイルが出品者によって走行されました。
そして、搭載される592ccの並列4気筒エンジンについては、2022年に実働に向けた各部の整備が実施されています。
具体的な作業内容としては、キャブレターのオーバーホールやラジエーターの漏れ修理、圧縮テストが行われました。
くわえて、エンジンオイルや冷却水の交換、バッテリー、ドライブチェーン、燃料センダー、フューエルペットコックの交換も実施されています。
整備後にテスト走行が行われましたが、その後は燃料システムからガソリンを抜いた状態で、2023年から再び保管されていました。
そのままの状態でオークションへ出品されたため、「プロジェクト車両」という扱いになっています。
車両にはオーナーズマニュアルや過去のサービス記録、ワシントン州のクリーンタイトルが付属して出品されました。
なお、今回のオークションでは23件の入札を集め、最終的に3500ドル(約52万円)で落札されました。
※ ※ ※
今回落札されたニンジャ 600Rは、1980年代のカワサキが築き上げたミドルスポーツの歴史を今に伝える貴重なプロジェクト車両です。
適切なメンテナンスを施すことで再び路上へ復帰できるコンディションが保たれており、北米のコレクター市場における日本車人気の高さを改めて示す結果となりました。
こうしたネオクラシック世代のミドルバイクは、今後も世界中のファンやコレクターの間で定評を得ていくと予想されます。
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