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フィアット「トポリーノ」がアメリカでも大人気! 欧州でヒット中の全長2.5mの“超小型EV”高級ヨットメーカーとのコラボモデルも登場

米国での価格は1万3995ドル(日本円で約210万円)

 フィアットの小さな電気自動車「トポリーノ」が、アメリカでも人気を集めています。

 2026年モデルは顧客からの需要が予想を上回り、すでに初期割り当て分を完売したディーラーも少なくないといいます。

 トポリーノが世界初公開されたのは2023年7月4日です。イタリア・トリノで開催されたイベントで披露され、同年9月にはイタリアで受注を開始。フランスなど欧州市場にも順次展開され、2024年から本格的な納車が始まりました。
 
 アメリカでの販売が始まったのは、2026年7月です。価格は1万3995ドル(日本円で約210万円)となっています。

2026年7月から米国でも販売しているフィアット「トポリーノ・オープンエア」
2026年7月から米国でも販売しているフィアット「トポリーノ・オープンエア」

 トポリーノは、全長約2.5mというコンパクトなボディを持つ電動クアドリシクル(軽量四輪車)です。

 車名はイタリア語で「小さなネズミ」を意味し、1936年に登場した初代フィアット500の愛称に由来しています。最高速度は45km/hで、近距離移動に特化したモビリティです。

 ヨーロッパでは2025年に電動クアドリシクル販売台数トップとなり、2026年もその人気を維持しています。イタリア国内では2026年1月から8月までの軽量電動クアドリシクル市場で、42.2%のシェアを獲得しました。

 アメリカでも人気を集めている理由のひとつは、従来の自動車とは異なる使い方ができることだといいます。

 ゴルフカートをゴルフ場だけでなく、住宅街やリゾート地などでも日常的に利用するアメリカでは、近距離移動に特化した小さな電動モビリティにも需要があります。イタリアらしいデザインと気軽な移動を組み合わせたトポリーノは、そうしたライフスタイルにうまくマッチしたようです。

 2027年モデルでは、新色としてコラッロ・オレンジとルナ・グレージュを追加。フルカラーのデジタルメーターも採用します。さらに注目は、新たに設定される「トポリーノ・オープンエア」です。巻き取り式のソフトトップを備え、開放的なドライブを楽しめる仕様となっています。

 そして今回の発表でひときわ目を引くのが、イタリアの高級ヨットメーカー、サンロレンツォとのコラボレーションモデルです。2026年10月に開催されたフォートローダーデール国際ボートショーで披露されたワンオフモデルで、サンロレンツォのヨット「SX100」の船上に展示されました。

 インテリアには、ヨットのデザインから着想を得た天然素材や上質なファブリックを採用。シートやダッシュボード、サンルーフにも特別な仕立てを施し、ヨットのデッキを思わせる天然木のフロアまで備えています。小さなトポリーノの室内に、イタリアの高級ヨットの世界観を持ち込んだ一台です。

 トポリーノは2026年、米国のグリーンカー・ジャーナルから「2027 Neighborhood Green Car of the Year」にも選ばれました。

 大きさや速さを競うのではなく、移動そのものを楽しむという発想が、ヨーロッパだけでなくアメリカでも受け入れられているようです。小さなイタリア車の人気は、まだまだ広がりそうです。

Gallery 【画像】超かわいい小型EV フィアット「トポリーノ」を見る(15枚)

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