中山道「奈良井宿」に新スポット誕生! 古民家に宿泊して食を楽しむ
重要伝統的建造物郡保存地区における古民家改修プロジェクト
中山道六十九次の宿場町のなかでも、当時の面影を今に残し、多くの観光客に人気の奈良井宿に新たなスポットが誕生した。およそ200年前の古民家を改修してオープンするのは、宿泊施設・温泉施設・レストラン・バー・ギャラリー・酒蔵の6つ。どのような経緯で、奈良井宿に新しい風を吹き込んだのだろうか。
2021年8月4日、長野県塩尻市奈良井において共同で計画・開発を推進してきた小規模複合施設を開業したのは、竹中工務店と「47PLANNING」である。
竹中工務店は、長野県塩尻市と2020年1月に持続可能な社会づくりや地域課題の解決に寄与・貢献することを目的とした「連携協定」を締結。連携事項のひとつには「歴史的建物資源や文化資源の活用等に関すること」を掲げており、この度開業した古民家改修プロジェクトは、その実現に向けた取り組みの一環であるという。
同プロジェクトでは、約200年前の伝統的建造物である「旧杉の森酒造」と「旧豊飯豊衣民宿」を改修。このふたつの建造物は、文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。今回開業した宿泊施設「BYAKU Narai」をはじめ、レストラン・酒蔵・バー・温浴施設・ギャラリーの6業態で構成された小規模複合施設として利活用する計画だ。
事業主体は、地域の森林資源の利活用を進める一般社団法人塩尻市森林公社、および同公社と竹中工務店が出資し設立した「ソルトターミナル」。改修工事の設計をツバメアーキテクツ一級建築士事務所、竹中工務店が手掛けている。
また、同プロジェクトの企画プロデュースは47PLANNINGが担当し、同社が設立した新会社「奈良井まちやど」が開業後の宿泊施設・レストラン等の運営をおこなうことになる。
それにより、複数の古民家を利活用し、建築物の営み・歴史が継承された空間、地域独自の文化資源を活用したサービス、奈良井宿ならではの価値が体感できる施設をつくることを目指す。
同施設に入居する業態概要は以下のとおりだ。
●BYAKU Narai/地域に宿る百の物語が味わえる御宿
施設に入居する宿泊施設「BYAKU Narai」は、47PLANNINGが手がける新ホテルブランド「BYAKU」の第1号施設だ。BYAKU Naraiは街や建物に眠る、百の体験や物語を体感できる宿泊施設を目指している。日々の小さな季節の移ろいや、歴史が息づく建物、江戸期から親しまれる工芸の美しさなど、普段、生活のなかでつい見逃してしまうような様々な気づきが、BYAKU Naraiには隠れているという。
【宿泊施設】
・名称:BYAKU Narai(ビャク ナライ)
・所在地:歳吉屋(長野県塩尻市奈良井551)8部屋/上原屋(長野県塩尻市奈良井607)4部屋
●嵓 kura/奈良井宿ならではの食体験を提供するレストラン
「嵓 kura」は、奈良井宿の気候・風土が育んだ食材、そして地域の人々によって受け継がれた生活文化を紐解き、現代的解釈を加えながら、新たな食体験を提供することを目指したレストランである。その土地の元々の魅力を、時代にあった視点から価値を再構築し、レストランとして、「味わい」を提供するだけでなく、知的好奇心を充足させ、土地について新たな発見や驚きを感じてもらう「食体験」を提供していくという。
地域の生産者が手がける旬の食材や地域ならではの食材を活用し、地域に受け継がれる郷土料理や調理法といった食文化をアレンジしたメニューを構成。BYAKU Naraiに宿泊のゲストには、朝食と夕食付きのプランがご用意されている。
【レストラン】※2021年秋 ランチ一般営業開始予定
・名称:嵓 kura(クラ)
・所在地:歳吉屋(長野県塩尻市奈良井551)
●TASTING BAR suginomori/地域文化を味わうバー
【バー】※2021年秋 営業開始予定
・名称:TASTING BAR suginomori(テイスティング バー スギノモリ)
・所在地:歳吉屋(長野県塩尻市奈良井551)
●山泉 SAN-SEN/信濃川の源流に浸る
【温浴施設】※2021年秋 日帰り入浴営業開始予定
・名称:山泉SAN-SEN(サンセン)
・所在地:歳吉屋(長野県塩尻市奈良井551)
●hoihoi/奈良井宿の歴史と営みを継承する
【ギャラリー】
・名称:hoihoi(ホイホイ)
・所在地:上原屋(長野県塩尻市奈良井607)
●suginomori brewery/日本一標高の高い蔵元で日本酒を嗜む
【酒蔵】
・名称:suginomori brewery(スギノモリ ブリュワリー)
・所在地:歳吉屋(長野県塩尻市奈良井551)
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