ナイキのハイパフォーマンスシューズが再生素材で環境配慮型の1足へと進化
再生素材利用率50%以上を実現した次世代ランニングシューズ
世界のトップアスリートから支持されるナイキのランニングモデル「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」を、環境配慮型デザインに進化させた「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト ネイチャー」が新登場。10月15日より、ナイキのメンバーシップ限定で発売される。
本モデルは再生素材を使い、ナイキの中での最高のパフォーマンスを誇るシューズを循環的デザイン原則に基づいて新しくつくり直したもので、ナイキの歴史のなかでももっともサステナビリティ志向の高いパフォーマンスシューズに仕上がっているという。
ナイキは炭素と廃棄物の排出ゼロを目指す“Move To Zero”に取り組んでおり、2021年2月に、初の環境配慮型シューズ「コズミック ユニティ」をリリース。同作では再生素材利用の目標を総重量の25%としたが、今回の「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト ネイチャー」では再生素材利用率50%以上を目標とし、これを見事に実現した。
同社が再生素材を採用する背景について、ナイキのランニング シニア フットウェア プロダクト ディレクターのレイチェル・ブルさんは次のように述べている。
「単に綺麗なものを作るだけではなく、この製品を通してパフォーマンスとサステナビリティに関する私たちの思いを表現したいと考えました」
●サステナビリティとハイパフォーマンスを両立
再生素材を使いながらパフォーマンスを落とすことなく、高機能なランニングシューズに仕上がっている点も「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト ネイチャー」の特徴。
アッパーはやわらかくフィット感の高い“フライニット”と、3Dプリンターを使った“フライプリント”を組み合わせることで耐久性とサポート力をアップ。つま先部分に施されたフライニットは編み目を荒くして通気性を高めており、中足部のフライプリントは足を包み込む機能を持つ。
ナイキの厚底シューズの要である“ナイキ ズームX ミッドソール”には、なんと約70%の再生素材を使用。それでいて反発力や推進力は、従来のパフォーマンスをキープしている。
「ミッドソールに再生素材を活用したことを、あえて見せるデザインにしています。ミッドソールの“ズームX フォーム”の小さなかけらが見えるようになっており、それが見えることにも意味があると思いました。素材と生産工程の工夫によって新しいものができたことがわかります」(レイチェル・ブルさん)
サステナビリティの視点を取り入れながら、パフォーマンスを追求するナイキのランニングシューズ。業界を牽引するナイキの進化は止まらない。
●製品仕様
・価格:3万8500円(消費税込)