プジョー新型「308/308 SW」のベストバイは? 衝撃的すぎる「ハイブリッド225」の走りとは
日本導入モデルでベストバイの「308/308 SW」はどれか
走りはとても上質だ。308、308 SWとも、ボディの剛性感はとても高く、足回りはコシがありながらしなやかで、高い安心感とともに俊敏で正確なハンドリングが楽しめる。
あえていえば、57mmホイールベースが長い308 SWは、ハッチバックより挙動が若干ゆったりしていて、ワインディングロードを積極的に走ると、リア回りのバウンシングがやや大きいが、デイリーユースではほぼ感じる事はないだろう。落ち着いた乗り心地で文句なく快適。ラゲッジの使い勝手も優れ、良いクルマ感に溢れている。
最高出力131psの1.2リッター直3ターボのピュアテック130搭載車は、もっとも軽快な走りが味わえる。とくにパワフルではないが、8速ATが1750rpmで最大トルクの230Nmを発生させるエンジンの能力を巧みに引き出している。
同じく131psを発揮する1.5リッター直4ディーゼルターボのブルーHDi搭載車は、最大トルクが300Nmと太いだけに、乗用域で力強い加速が味わえ、高速道路でも一層の余裕が感じられた。先代は日本でも1.5リッターディーゼルが人気を博したが、新型もこれが販売の中心となりそうである。
もっとも衝撃的だったのは、新設定のPHEVであるハイブリッド225だ。その走りの完成度は、ピュアテック130やブルーHDiとは次元が違ったのだ。ハイブリッドパワートレインは、1.6リッターガソリン直4ターボに電気モーターと8速ATを組み合わせたもので、電気モーターを積極的に使う制御も含めて、基本的に508ハイブリッドと共通である。
だが走りの上質感がまるで違うのだ。発進時は電気モーターで静かにスッと転がり出し、アクセルペダルを深く踏み込めばエンジンが始動してパワフルで滑らかな加速を披露する。その時も振動やノイズはしっかり抑えられていて、静粛性は極めて高い。
●ハッチバックの「ハイブリッド225」は待つ価値あり
乗り心地も抜群に良い。車両重量が1633kgあり、ピュアテック130搭載車より約350kg重いため、市街地でも高速道路でも、乗り心地がとにかくフラットなのだ。足回りのセッティングも絶妙である。さらにハンドリングも秀逸で、車両後部に12.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載するため前後重量バランスが良く、非常にニュートラルで気持ちの良いコーナリングが楽しめるのである。
個人的にはハッチバックのハイブリッド225は、世界中を見渡してみても、プレミアムブランドを含むCセグメントモデルでベストな1台だと感じた。
現地価格を考えると、ハイブリッド225の日本市場での価格は、おそらく500万円台後半になりそうだ。インポーターにはなんとか頑張ってもらいたいところだが、たとえ少し高くても、その走りを一度体験すれば、十二分にそれだけの価値があると理解してもらえるだろう。スタイリッシュで上質なコンパクトカーを探している人は、新型プジョー308/308 SWの上陸を待つべきである。
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